2011年(平成23年)平和宣言

ページ番号1040398  更新日 2026年9月15日

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平和宣言

 66年目の、6月23日を迎えました。
 史上稀(まれ)に見る、熾烈(しれつ)なあの地上戦により、20万人余りの尊い命を失ったばかりでなく、貴重な文化遺産や美しい自然をも、沖縄は失ったのです。

 過酷なあの体験のなかから、私たちは、2度と戦争の悲劇を繰り返さないことと、そしてまた、平和こそ何物にも代えがたいものであることを深く学びました。
 この教訓を土台として、沖縄県民は復興と発展の道を力強く歩んできたのであります。

 しかし、その一方で、県民は依然として過重な基地負担を強いられており、基地から派生する事件や事故、騒音に悩まされています。安全・安心な県民生活は、いまだに実現してはおりません。

 基地負担の大幅な削減と、危険な普天間飛行場を一日も早く県外に移設すること、そして日米地位協定を抜本的に見直すこと、このことを日米両政府に強く訴えてまいります。

 去る3月11日に発生した巨大な地震と津波、そして原発事故により、東日本は大きな犠牲と被害を被っています。
 この大震災によって、我が国の経済・産業と国民生活もまた深刻な事態に陥っています。

 沖縄の私たちには、自分たちに課せられた問題の解決に全力で取り組むとともに、大震災による様々な困難に立ち向かっている人々のことに深く思いを致し、同時にまた、我が国全体のために何ができるのか、真剣に考え、行動することが求められております。

 平和な世界を求める沖縄の心に立ちながら、大震災に苦しむわが国のために、沖縄もまた貢献の任を果たしてまいります。

 慰霊の日に当たり、沖縄戦の全戦没者の御霊(みたま)に追悼の誠を捧げますとともに、私たちは、県民の英知を結集し、平和創造に積極的に取り組み、世界に発信することをここに宣言します。

平成23年6月23日
沖縄県知事 仲井眞弘多

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