1978年(昭和53年)平和宣言

ページ番号1040441  更新日 2026年9月15日

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平和宣言

 平和こそは、沖縄の心であり、我々は、それを求め続けてきた。
 かつて、我々の祖先は、平和愛好の民として南方諸民族との交流を図り、常に進取の気性をもって、独特の文化をつくりあげてきた。
 しかるに、幾度かの戦争によって犠牲を強いられ特に過ぐる大戦において、郷土は灰じんに帰し、老幼男女、戦闘員、非戦闘員の別なく、あしゅらの戦場の中で、20万余の尊い犠牲と持てるもののすべてを失った。
 県民のこの苦難の体験からほとばしり出た平和への念願をよそに、今や限りない軍備拡張が行われているのが世界の現状であり、ひとたび戦争にでもなれば地球の滅亡と文明の終えんは明らかである。
 このような中で、「再び戦争の惨禍が起こることのないようにする」ことを決意した憲法の精神に反し、軍事基地が強化され、本県の産業開発をはじめ、県民生活全般にわたり、幾多の弊害をもたらし、県民に不安を与えている。
 今こそ、我々は、全人類の英知を結集して、戦争の放棄と世界の恒久平和確立のため、総力をあげてまい進しなければならない。
 ここに、決意を新たにし、このことを内外に宣言する。

昭和53年6月23日
沖縄県知事 平良幸市

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