1983年(昭和58年)平和宣言

ページ番号1040436  更新日 2026年9月15日

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平和宣言

 沖縄のことわざに「意地ぬ出(いじ)ら手ひき、手ぬ出(いじ)ら意地ひき」という言葉がある。
 県民は、争いを好まず諸国から「守禮の邦」とうたわれることを誇りとして長閑(のどか)に暮してきた。
 しかし、さきの大戦は、軍人、軍属、一般県民、老若男女を問わず戦火の禍中に巻き込み、20万余の尊い人命を奪い多くの人々を傷つけた。
 あれから38年、我々は幾多の困難を克服し今日平和な生活を営むことができるのも、このような大きな犠牲によって、もたらされたものであることを決して忘れてはならない。
 県民は、戦争の悲惨さを身をもって体験した。我々は、戦争を二度と再び繰り返してはならないことを世界の人々に強く訴え続けてきた。
 しかるに、今なお国際間の緊張と紛争は絶えず「力の均衡」によって、平和が保持されていることは誠に遺憾である。
 我々は平和主義に徹し、人類社会の安寧と繁栄を願い、世界の恒久平和実現のため、なお一層努力することを県民の名において、内外に宣言する。

昭和58年6月23日
沖縄県知事 西銘順治

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