1989年(平成元年)平和宣言
平和宣言
守礼の邦沖縄 平和を愛する邦沖縄
我が祖先は、武器なき民として常に平和を愛し、進取の気性をもって諸国と親しく交流し、独特の文化を築き、和(なご)やかに生活(くら)してきた。
しかし、さきの大戦は、この地を戦場と化し、軍人、軍属、一般県民、老若男女を問わず戦火の渦中に巻き込み、20万余の尊い人命を奪い多くの人々を傷つけ、貴重な財産、優れた文化遺産のほとんどを破壊した。
戦争は人類にとって最大の悲劇である。県民はこのことを身をもって体験した。
我々は、戦争を二度と繰り返してはならないこと、平和の尊いことを世界の人々に、なかんずく戦争を知らない世代に、強く訴え続けてきた。
このことが国の行く末を案じ、無念の思いを残して戦没したみ霊への供養であり、新しい時代のためになすべき我々の責務であると信ずるからである。
しかるに、超大国間における対話が進行しつつあるとはいえ、今なお国際間の緊張と粉争は絶えず、また水爆搭載機の水没事故等にみられるように県民に不安を与えていることは誠に遺憾である。
我々は平和を愛し、人類社会の安寧と繁栄を願い、世界の恒久平和のため、平成元年に当たり新たな決意をもって、なお一層努力することを、県民の名において内外に宣言する。
平成元年6月23日
沖縄県知事 西銘順治
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 知事公室 平和・地域外交推進課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟1階(東側)
電話:098-894-2226 ファクス:098-869-7018
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。