1988年(昭和63年)平和宣言
平和宣言
我が祖先は、武器なき民として諸国と親しく交流し、足りなきを補い優れたるを学び、独特の文化を築き、和(なご)やかに生活(くら)してきた。
しかし、さきの大戦は、この地を戦場と化し、軍人、軍属、一般県民、老若男女を問わず戦火の渦中に巻き込み、20万余の尊い人命を奪い多くの人々を傷つけた。
戦争は、人々の悲しみを生み、惨禍を背負わせ破滅を招く。県民は、このことを身をもって体験した。
我々は、戦争を二度と繰り返してはならないこと、平和の尊いことを世界の人々に、なかんずく戦争を知らない世代に、強く訴え続けてきた。
このことが無念の思いを残して戦没したみ霊への供養であり、新しい時代のためになすべき我々の責務であると信ずるからである。
しかるに今なお、国際間の緊張と紛争は絶えず、世界の平和が脅かされていることは誠に遺憾である。
我々は平和を愛し、人類社会の安寧と繁栄を願い、世界の恒久平和のため、なお一層努力することを、県民の名において内外に宣言する。
昭和63年6月23日
沖縄県知事 西銘順治
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