沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 若狭こども園
基本情報
1 事業所名:幼保連携型認定こども園 若狭こども園
2 経営主体:学校法人 大庭学園
3 所在地:那覇市若狭3丁目11-1
第三者評価結果の概要
総評
特に評価の高い点
1 生活にふさわしい場として、園児が心地よく過ごすことのできる環境を整備し、園児が基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行い、一人ひとりの園児を受容し、園児の状態に応じた教育・保育を行っている。
入園前の面談では、集団経験の有無や生活リズムを把握している。保育教諭は園児一人ひとりの気持ちを受容し、見守ることで信頼関係を築き、安心して自分らしさを発揮できるよう支援している。給食の時間には、急かす言葉や制止する言葉を控え、食が進まない園児にも穏やかに寄り添いながら個別に対応している。園庭には多様な木々や花が植えられ、昆虫採集や色水遊びといった自然体験を享受できる環境がある。また、ウサギや亀の飼育当番を通じて、生命の尊さに気づき、小動物をいたわり大切にする心を育んでいる。このように、情緒の安定と豊かな体験の両面から園児の成長を支えている。
2 食事を楽しむことができるよう工夫をし、園児がおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。
食育を全体的な計画に組み込み、各年齢や月ごとの指導計画に基づいた取り組みを実践している。食事の際は、友達とテーブルを囲んで会話を楽しみ、ゆったりと過ごせる環境を整えている。年齢に応じた準備時間や食 べる速さを考慮して開始時間を設定し、午前中に十分体を動かすことで、空腹感を持って食事に向かえるよう配慮している。担任は園児の発達状況に応じて、食事の量や食具の使用を把握し、個別に対応している。苦手な食材への挑戦を褒めることで達成感を促すほか、年間を通した野菜栽培により食材への関心を高めている。 毎月の食育だよりでは、噛むことの大切さなどを伝えて家庭と連携している。また、給食会議で残食量やアレル ギー、特別支援が必要な園児の摂取状況を全職員で共有している。これらの要望を栄養士へ報告し、調理方法や献立の改善を図ることで、園児一人ひとりに適した食生活の提供に努めている。
3 必要な人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。
法人として人材確保分科会を設置し、役割や方針を確立して毎年委員会を開催している。運営規程や事業計画に基づき、毎月の運営会議で必要人数と現状を確認している。人材確保に向け、養成校の説明会への参加やホームページ、ハローワーク等を通じた多角的な採用活動を展開しており、実習生から採用に至った実績も ある。育成面では、新人職員をベテランと組ませるほか、法人内研修を実施して資質向上を図っている。期待する職員像として5つの指標を明確にし、6段階の評価基準に沿って成果や貢献度を賞与や処遇に反映させている。有給取得率や時間外労働については、事務係長が毎月確認して労働環境の維持に努めている。職員の意見は園内研修計画に反映させ、キャリアパス制度を活用して各自が将来像を描ける仕組みを整えている。このように、制度と運用の両面から、職員が意欲を持って働き続けられる体制を構築している。
改善を求められる点
1 職員からの自己評価結果などにもとづき認定こども園として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施することが望まれる。
保護者アンケートについては、集計し、分析・考察の結果から課題が文書化され職員に周知している。教育・ 保育の質の向上に向け、組織的に評価を行う体制があるので、職員の自己評価も集計し、分析・検討して課題を抽出し、職員に周知することが望まれる。
評価結果にもとづく園の課題を明確にして改善を実施するため、下記手順に沿った取組が望まれる。
((1)職員の自己評価についても集計・分析し、検討して課題を抽出し、文書化する。(2)課題について、職員参画のもとで改善策や改善計画を策定する。(3)改善の取組を事業計画に明示して計画的に改善を実施する。(4)実施状況の評価を行うとともに、必要に応じて見直しを行う。)
2 提供する福祉サービスの標準的な実施方法(マニュアル)の確立が望まれる。
教育・保育に関する標準的な実施方法として、「こども虐待防止」「重大事故防止」「苦情解決に関する書類」 等マニュアルを事務所に設置し、「台風・大雨洪水発生時対策・救急対応時」「園外活動及び散歩」マニュアル等はラミネート処理し各クラスに設置している。各種指導計画や週案・月案・個別指導計画等の実施方法については会議で情報共有し、主幹が新人の週案作成を指導している。各種指導計画の実施している内容やボランティア、プライバシー保護、意見・相談対応マニュアルの作成が望まれる。
第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
令和7年度、当園は第三者評価を受審いたしました。保護者様もアンケートにご協力していただき感謝申し上げます。 全職員が個別の自己評価を回答し、ヒアリングを経験したことで、職員一人ひとりが自らの保育を客観的に振り返り、園の強みと課題に対して、向き合うことができました。さらに、言語化(見えるか)できたことで、職員間の共有や課題解決などのフィードバックがスムーズにできるようになり、職員が主体的に保育の面白さに気づき、チームワークがより一層強まりました。
日々の保育を大切に行いながら第三者評価受審に向き合ってくれた職員に対して、心から感謝申し上げます。今回の受審で最も大きな収穫は、第三者評価受審結果が実践に生かすために具体化されたことと職員の保 育教育に対する意識がさらに向上したことです。第三者の視点が入ることで、私たちの課題が明確になり、高い評価は大きな自信となりました。全職員が同じ方向を向き、私たちの真ん中には常にこども達がいます。「すべてのこどもに最善の利益を」の原点を胸に、これからも情熱を持って一人ひとりの育ちを支えていける保育を目指します。
評価結果の詳細
第三者評価機関
特定非営利活動法人 介護と福祉の調査機関おきなわ
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
電話:098-866-2164 ファクス:098-866-2569
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