沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 豊原まどかこども園
基本情報
1 事業所名:公私連携幼保連携型認定こども園 豊原まどかこども園
2 経営主体:社会福祉法人 秋桜福祉会
3 所在地:うるま市字豊原230-1番地
第三者評価結果の概要
総評
特に評価の高い点
1 人材育成や研修の充実が図られている。
園では法人の姉妹園と協力して研修委員が年間研修計画を策定し、研修内容やカリキュラムについて、園長とともに評価と見直しを行っている。研修は外部研修と園内研修別に、全職員・リーダー・新任向けに計画され姉妹園の園長が基本的な研修を担当し、外部研修を受講した職員が講師となって伝達研修を行い、互いの学びが深まるよう工夫している。新任職員には園長が具体的な場面を取り上げた対応方法の研修を実施。また、日頃から園長は否定的な言葉を使用しない、互いを尊重する言葉遣いを推進し、職務会や個人面談を通して職員の主体性を高め、職員間の信頼関係が深まるようにしている。令和4年度から姉妹園と月1回幼児クラスの共同保育を開始。保護者の理解を得たうえで土曜日も交互に共同保育を実施し、職員の負担軽減とより多くの職員が園内研修に参加できるように取り組んでいる。
2 災害対策に力を入れている。
こども園の立地地域は海抜3メートルで海岸に近い上、近くに崖崩れ危険地帯もあり、防災に対する意識が高い。法人では経営する2か所の園のBCPを策定、それぞれの立地地域ごとに異なる災害や感染症等に関する対策を立案している。通常の火災発生時対応訓練に加え、近年の津波 注意報発令時などの経験により、災害発生時に子どもと職員が効率的かつ安全に避難できるよう園としての取り組みを検討している。避難場所に向かう道のりを検証し、近隣の自治会や児童センターには避難時の協力依頼を行う等、外部から支援を受けられる仕組み作りとともに実効性のある避難に向けた対策を取っている。
3 主体的な遊びが展開できる環境が設定されている。
子どもたちの発達や主体的な活動や発達を促すため、「人・物・場」といった環境構成を工夫し、豊かな遊びや学びが展開できるよう整備されている。園舎は大きな窓が多くどの保育室からも園庭やベランダに自由に出入りできる設計で、広々とした園庭には、年齢に応じた遊具や水遊びのエリアが整い、自然や生き物と触れ合える環境も充実している。特に3歳以上児は、十分に運動遊びを楽しめるよう、うんてい・ジャングルジムなどの運動遊具も配置されており、身体を 動かす活動が日常的に行われている。毎日必ず園庭で遊ぶ時間が設けられており、戸外でのびのびと活動ができるよう配慮されている。2階には広いベランダがあり、様々な遊びを展開するのに十分なスペースが確保されている。保育室内はパーテーションで区切ることができ、活動内容や子どもたちの様子に応じて空間を柔軟に活用できるような設備が整っている。このように子どもたちが主体的にかかわりながら多様な経験ができるよう、環境づくりに力を入れている。
改善を求められる点
1 中・長期計画を策定し単年度計画に反映させることが望まれる。
園長は中・長期的に安定した運営に向けて組織づくりや職員の安定雇用・処遇改善、財政・施 設設備の整備等からなる計画案を作成している。今年度は、理念・教育方針をもとに職務会で話し合い「子どもが登園したい、楽しいと思えるような園」「子どもも職員も一緒に楽しめる園」を目標に日々の教育・保育に取り組んでいる。今年度の事業計画は行事計画が主になっているので、今後は園長が構想しているビジョンや計画をさらに具体化し職員と共有することが望まれる。また、その際には数値目標や成果等を設定 し、中・長期計画の内容を今年度の計画に反映させることが望まれる。
2 マニュアルの追加作成が望まれる。
こども園では開園時に多くの職員を採用し、教育・保育理念の浸透を図る目的から法人作成の「職員のしおり」を活用する他、マニュアル類の作成に取り組んできた。開園時には新型コロナウイルス感染症が流行し急激な社会の変化が起こる中で作成されたこともあり、既存のマニュアル類の見直しが必要になっている。今後はより現状に即した業務手順書やフローチャート等の作成に加え、これまでのマニュアル類の変更・見直しに取り組むことが望まれる。また倫理綱領やプライバシー保護規程等の検討・作成に着手することも望まれる。
第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
令和2年に公私連携となり満5年。園長就任して満1年。先ずは組織づくりが基盤と考え、毎月リーダー研修を実施する時には、外部講師を招いての全体研修を行うなど、職員の資質向上と連携を深めながら「楽しい保育」を目指し子どもたちにとって心地よい環境つくりを取組んできました。そのような中で第三者評価を受け、園の弱点が明確となり、特にマニュアル整備や文面化、言語化といった仕組みつくりの不足を痛感し大きな学びとなりました。今後は書類の見直しやマニュアル作成、また私自身の意識の見直し等努力していきたいと思います。全職員で第三者評価に向き合うことで、職員の意識にも変化が生まれ子どもとの関りもより丁寧さが感じられるようになりました。この経験を今後の園づくりに生かしていきたいと思います。
評価結果の詳細
第三者評価機関
一般社団法人 沖縄県社会福祉士会
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
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