沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 宮城ヶ原保育所

ページ番号1035033  更新日 2025年9月2日

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基本情報

1.事業所名:宮城ヶ原保育所
2.経営主体:浦添市
3.所在地:浦添市宮城2-4-1
 

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.子どもを尊重した保育に取り組んでいる。

 子どもを尊重する姿勢が、運営規程を初め、保育所のしおりやボランティア受け入れマニュアル等に記載されている。具体的には保育所のしおりの最初の頁に児童憲章や児童福祉法の抜粋が掲載されており、ボランティア受け入れマニュアルには、子どもと接する場合の注意点として「子どもをひとりの『人』として尊重する」ことが明記されている。年度初めの会議や園内研修で理念や倫理綱領等の読み合わせを行い、職員の理解が深まるように取り組んでいるほか「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用し、職員の保育の振り返りを行っている。また事例をもとに園内研修を行い子どもの権利擁護について学ぶ機会を設けている。子どもには絵本を通して互いを尊重する姿勢を伝え、日頃から子どもの声を受け止めて保育に活かしていくことを大事にすることに取り組んでいる。

2.隣接の小学校や児童センターなどと連携し、地域の子ども・子育て家庭の支援の輪を広げている。

保育所の向かいに小学校があるほか、児童センター、認定こども園、学童クラブが同一敷地内に存在する子育て、教育に関する施設が集約された地域であるため、保育所から小学校まで情報共有や施設交流が可能である。また同一敷地内の4施設では定期的な会議が行われ、地域の保護者相談や子ども(子育て)の支援についての情報交換がなされている。保こ小連携から「架け橋プログラム」へ進むなかで互いの保育・授業参観等を行い、子どもの姿や保育実践の様子を確認し意見交換の場を設けるなど、小学校へのスムーズな移行へ繋げるための一翼を担っている。

改善を求められる点

1.保護者アンケート等を実施し、さらに保護者の意見や要望を反映させる取り組みに期待したい。

行事後の感想については、保護者からの意見や要望をICT業務支援システムや紙ベースを活用してアンケートに取り組み、次回の行事等に反映させている。また送迎時のコミュニケーションや各クラスの懇談会(年2回)等で集約した意見・要望について、職員参画のもと必要な改善策等を検討し対応している。
 今後は、保育所に対する満足度や意見・要望等について、保護者の意見や要望を反映させるための取り組みの一つとして、保護者アンケートを実施するなどの工夫が期待される。

2.マニュアルや手順書等の効果的な見直しに期待したい。

マニュアルや標準的な実施方法の見直しについては、随時職員の意見を聞いて年度末に所長・主任保育士が見直ししている。保護者の行事後のアンケートから行事の持ち方等についての意見を反映させて修正を行うなど、当保育所が単独で見直しできる部分はその都度実施し、市の保育所共通のマニュアルや手順書については、市の主任保育士会議等で話し合っている。
 マニュアルや標準的な実施方法が多岐にわたることもあり、見直しされていないものも見受けられることから、今後は見直しの手順等について工夫し、さらに効果的に進められるよう取り組むことに期待したい。
 

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

今回、第三者評価受審に取り組む中で、職員一人一人の保育観を知り、子どもや保育の捉え方の幅を広げていくきっかけができました。また、経験に基づく実践的な保育の知識・技術を組織全体で共有していくことにも繋がりました。日頃の保育の中で、意識せず当たり前に行っていることについても、何故そうなのか、他により良い方法はないか等を意識し見直すことで、改めてマニュアルの必要性に気づくことができ、作成・実施計画に追加することができました。
 今後、保護者アンケートから見えた課題も含め、保育の質の向上を目指して真摯に取り組み、今後の保育所運営に活かしていけるよう、職員一同努めてまいりたいと思います。

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
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