沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 坂田こども園

ページ番号1034151  更新日 2025年3月27日

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基本情報

  1. 事業所名:学校法人大庭学園立西原町公私連携幼保連携型認定こども園 坂田こども園
  2. 経営主体:学校法人 大庭学園
  3. 所在地:西原町字翁長626番地の1

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.インカムやカメラ等ICTを積極的に活用している。

 坂田こども園では、ICTを積極的に活用し、園運営の効率化と安全性の向上を図っている。インカムを活用することで、園児の飛び出しなどの緊急時に迅速な対応が可能となり、保護者のお迎え時も館内放送を使わず担当職員に直接連絡が取れるなど、円滑な運営を実現している。また、園庭やクラスに設置された8台の防犯カメラは、園内の状況をリアルタイムで把握するとともに、事故等発生時の記録としても活用している。さらに、玄関口の意見箱には用紙記入のほか、QRコードを導入しスマートフォンから意見を送信できる仕組みを整え、プライバシー配慮の工夫がなされている。

2.自主性を育む教育・保育の実践に取り組んでいる。

 各クラス保育室の中心に園の教育・保育目標「心豊かな子」「考えて行動できる子」「粘り強い子」を掲示。そのほか、クラスの担任と園児で決めた目標が掲げられている。一学期に担任からの働きかけにより、どんなクラスになりたいか、どんな子に成長したいかをグループで考え、意見を出し合い決定している。さらに自分たちで考えた目標を自分たちで書いて掲示することで意識を高め目標達成に繋げている。

改善を求められる点

1.各種マニュアルや標準的な実施方法を追加整備することが望まれる。

 危機管理マニュアルや園外保育実施マニュアル、熱中症対策マニュアル等が整備されており職員がいつでも確認できるように共有フォルダーや職員の休憩所に保管されている。主幹保育教諭が随時教室を巡回して、教育・保育の現場を確認している。
 運営規程に非常事態や苦情への対応、保護者支援、秘密の保持等について記載されているが、必要に応じてさらに詳細なマニュアルや手順書等を整備することが望まれる。その上で職員が統一した支援や対応ができるよう研修などを通して周知し、職員間の総合力向上を目指すことが期待される。

2.事業計画や全体的な計画等の作成に、職員も参画し組織的に取り組むことが望まれる。

 予算や事業計画の骨格は法人で作成管理されている。教育及び保育の内容並びに子育て支援等に関する全体的な計画についても園長、副園長、主幹保育教諭等が中心となって作成し進められている。
 開園して間もないため、今後は、事業計画をはじめ様々な計画等に職員が主体的に関わりながら、策定・実施・評価・改善(PDCA)を通じて質の高い教育・保育を実現する体制を構築することが望まれる。また、研修についても計画の明文化及び定期的な評価・改善のサイクルを確立することが望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

 坂田こども園は、幼保連携型認定こども園として令和5年4月にスタートし2年になります。第1回目の第三者評価を受け、たくさんの学びを受けたことに感謝いたします。今回の評価の結果を前向きに受け止め、改善点を基に職員一同それぞれの立場から質の向上に努め、今後も西原町と密に連携を取りながら地域に根差し愛されるこども園をつくっていきます。また、保護者からのアンケートの思いを真摯に受け止めこども園の運営にしっかりと取り組んでいきます。評価いただいた関係各位に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
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