令和4年10月23日 「美ら島おきなわ文化祭2022」開会式 主催者あいさつ

ページ番号1001524  更新日 2024年1月11日

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本日、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、「第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭」を開催できますことは、沖縄県民にとりまして大きな喜びであり、県民を代表し、心より御礼を申し上げます。

日本復帰50周年の節目の年に、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭を沖縄県で開催できますことは誠に喜ばしいことであり、御参加いただく皆様を心より歓迎いたします。

沖縄は、全国でも有数の島しょ県であり、亜熱帯の海に囲まれた美しい島々は、その自然環境と風土、地域に根差した個性豊かで多様な文化の魅力に溢れております。

古来、諸外国等との交流を通じて多様な文化と触れ合い、沖縄の精神的、文化的風土と融合させることで独特の文化を育み、伝統文化の多くは琉球王国時代に大きく花開きました。その後、琉球王国から沖縄県となり、沖縄戦を経たのち、アメリカ統治を経験し、日本へと復帰するなど、沖縄の文化は様々な世替わりを経験する中で、困難な状況におかれても多様な彩を加えながら形成されてまいりました。

沖縄大会では、こうした歴史の中で育まれた沖縄の文化芸術が一層花開き、より多くの人に知れ渡り、その美しさに触れてほしいという願いをこめた「文化芸術の花 咲いわたり」を大会テーマに掲げ、37日間にわたり、県内各市町村の特色を活かしたイベント、また、全国の文化団体の皆様と連携したイベントが開催されます。

ぜひ、子どもから御年配の方まで、障害のある方もない方も、多くの方々に本大会に参加していただくとともに、沖縄文化の魅力を存分に堪能していただきたいと思います。

そして、多彩な文化芸術に触れ、感動と喜びを共に分かち合っていながら、コロナ禍において困難な状況にある方々に勇気や希望を与える大会、また、誰一人取り残さない共生社会の実現に繋がるような大会となることを切に願っております。

本日のフェスティバルでは、県民による音楽・踊り・映像・衣装・美術で織りなす“時代絵巻”をお届けします。先人への感謝の気持ちと、文化を受け継ぐ私たちの気概を全力で表現しますので、是非ともお楽しみいただきたいと思います。

結びに、「美ら島おきなわ文化祭2022」の開催に格別の御尽力と御支援をいただきました文部科学大臣、厚生労働大臣そして全ての関係者の皆様に心から感謝を申し上げ、開会の挨拶といたします。

第37回国民文化祭沖縄県実行委員会
第22回全国障害者芸術・文化祭実行委員会
会長 沖縄県知事 玉城 デニー

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