令和3年12月25日 「島田叡生誕120年記念・兵庫・沖縄友愛提携50周年記念事業」知事挨拶

ページ番号1001528  更新日 2024年1月11日

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はいさい ぐすーよー、ちゅーうがなびら。
このたび、故島田叡知事の生誕120年を迎え、また来年には、兵庫県と沖縄県が昭和47年に友愛提携の調印を交わしてから50周年を迎えることとなります。
ここに、記念事業が開催され、両県の友愛の絆を再確認できますことを大変嬉しく思います。

兵庫県と沖縄県の交流の原点となりました島田知事は、沖縄戦が激しさを増す中で、県行政の長として献身的に県政を統率し、多くの県民の人命保護に尽力され、今なお沖縄の「島守」として、沖縄県民に深く尊敬され続けています。
島田知事の崇高な精神を引き継ぎ、今日にいたる交流の契機となる友愛運動を草の根で広げていただいた兵庫県の皆様の温かいお心づかいに、沖縄県を代表して改めて感謝申し上げます。

これまで、両県の間では、「兵庫・沖縄友愛キャンプ」などの青少年交流や、「島田杯」に象徴される野球、テニスなどのスポーツ交流、甲子園での沖縄県代表への友情応援など、様々な分野で活発な交流が展開されてまいりました。
また、兵庫県の皆様より寄贈していただいた「沖縄・兵庫友愛スポーツセンター」のあった奥武山公園には、現在「島田叡氏顕彰碑」や「兵庫・沖縄友愛グラウンド」が整備され、今なお私たちに友愛の絆を伝えています。

沖縄の方言で、イチャリバチョーデーやユイマールといった相互扶助の精神をあらわす言葉があります。兵庫県と沖縄県が多年にわたり築き上げ、大事に育んできた友好関係と友愛の精神は、何ものにも代えがたい両県民の財産であり、まさにこのイチャリバチョーデーやユイマールを体現しています。この友愛の精神を持ち続け、命の大切さを次世代に伝えていくことは、われわれの大きな責務であります。

今後も両県の友愛の絆を深めていくとともに、これまで以上に交流のネットワークを広げ、互いの発展のために努力してまいりたいと考えております。
結びに、兵庫県のご発展と、関係者の皆様のご健勝とますますのご活躍を祈念申し上げ、ご挨拶といたします。

令和3年12月25日
沖縄県知事 玉城 デニー

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