フレッシュ教員からのメッセージ(国頭)

ページ番号1008604  更新日 2025年3月25日

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採用されてまだ間もないですが、ガッツと子どもたちへの思いは誰にも負けないルーキーたちから教諭を目指す方々への熱いメッセージです。

初任者研修を終えて ~国頭地区小学校で採用の永野教諭~

名護市立屋部小学校 初任者 永野 七衣

1 はじめに

 

 初任者研修を通して、教員としての基礎的・基本的な知識や技能における資質向上に努めることができた。その中で、特に勉強になったことが3つある。

2 同僚の先生方との連携

写真:研修の様子1

 1つめは、同僚の先生方と連携を取ることである。校外初任者研修第1回目、事務所長のお話の中で、訊くことは初任者の特権ということもあったので、先輩の先生方にたくさん訊くことができた。特に、学年の先生方には、学習進度や評価、学級の様子などについて細かく訊き、共通理解を図った。そうすることで、学級間の差をなくすことに繋がったり、統一した指導に繋がったりすることに気付くことができた。また、日頃から良好な関係性を築くことに努めると、自分が困った時に訊きやすいということを感じた。したがって、これからも、分からないことは謙虚に意図を持って訊くこと、同僚の先生方と良好な関係性を構築するために、できる限り協力したり、雑談・相談をしたりしていきたい。

3 授業づくりにおける準備

 2つめは、授業づくりにおける、教材・教具の準備である。算数においては、レディネステストを活用し、C児に対してワークシートを工夫したり、具体物を用意したりした。研究授業では、C児用に作成したワークシートがその子たちにとって余計に難しく感じるなど、良かれと思って手を加えすぎると、より混乱を招く場合もあることに気付かされた。体育においては、参考資料を児童が選択できるようにすることが大切であると分かった。児童が技を確認しやすいように、拡大掲示物やノートに貼る資料を用意したり、動画を配信したり、Chromeを使って動画を撮影させたりと、多くの方法を提示することで、それぞれが取り組みやすい方法で学習に向かえることを学んだ。このことから、実態に合わせて個別に教材を用意したり、児童が活動しやすいように資料や教具に選択の幅を持たせたりすることが必要だと分かった。
 

4 多くの先生方の示範授業

 3つめは、たくさんの先生方の授業を見に行き、まずは真似をしてみるということが必要であると感じた。研究授業を行う際に、学年の先生方の示範授業を見に行ったり、校外で同じ初任者の先生方の授業を見たりと、多くの先生方の授業を見ることができた。発問や板書の仕方、支援の仕方だけではなく、児童が学習に向かえる教室の環境づくりや、発問をするときの声のトーン、児童を授業に引き付けるためのリアリティある導入の話など、指導案だけでは知ることのできない部分についても学ぶことができた。これらの学びを実践の中に少しずつ取り入れたことで、授業では児童を引き付けることができたり、学級経営では児童が自主的に係活動に取り組んだりする姿が見られた。このことから、来年度も多くの先生方の研究授業などに足を運び、授業の進め方や学級の作り方を見て、自分自身の糧にしていきたい。

5 おわりに

 私の初任者研修を支えてくださった、指導教員の宮城真紀子先生はじめ、学年の先生方、管理職の先生方、拠点校指導教員の木原義隆先生、国頭教育事務所の主事の方々に感謝を申し上げます。また、2年目以降も日々精進し、少しでも子どもたちの役に立てるよう努めていきたいです。

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