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更新日:2022年3月16日

フレッシュ教員からのメッセージ

採用されてまだ間もないですが、ガッツと子どもたちへの思いは誰にも負けないルーキーたちから教諭を目指す方々への熱いメッセージです。 

初任者研修を終えて ~国頭地区小学校で採用の飯塚教諭~

<はじめに>

 小学校4年生は、私にとって人生の分岐点であった。あの1年で、担任の先生から自信をつけてもらった。幼稚園の時kunigami1は他の子どもと関わることを恐れ、小学校でも、学校生活や環境に慣れるのに時間がかかった。友だちも徐々に増え始めた4年生。運動会で、習い事のダンスを活かし、輝く場を与えてくれたのは先生だった。その先生との出会いは自分の人生を大きく変えたように思う。

 人格形成の大切な時期である子どもたちと、長期的に深く関わることができる先生という職業に魅力や大きな可能性を感じ、目指すようになった。

 大学時代に、広島市で半年間、学習指導員として勤務し、私が学級を持った時は、誰一人「置いていかない先生」になるという強い気持ちが生まれていた。

 大学時代にボランティアで初めて訪れた沖縄で、新社会人として、新しい生活をすることを選んだ。言葉も、文化もまるで違う環境で育つ子どもたちに、県外から来た一人の大人として関わることができることに大きな喜びを感じていた。

 名前すら知らない本部町立本部小学校で、右も左もわからないまま、とにかく「子どもたちと楽しい1年を過ごすぞ!」という強い希望を持ち、教員一年目、初任者研修の1年がスタートした。

 

<校内における研修>

 校長先生をはじめ、教頭先生、拠点校指導教員、校内指導教員、そして本部小学校の全職員に様々な配慮やサポートをしていただき、多くの研修を行った。特に、拠点校指導教員のH先生は、授業や普段の子どもたちとの関わり方を見ていつもアドバイスをくださった。研究授業の事前の指導案検討の際には、教具、板書、活動方法など、具体的に教えていただくことで、授業の構想をはっきりとさせ進めていくことができた。なかでも、H先生は、他の先生の実践を見て学ぶ機会を何度も作ってくださった。言葉だけでは想像しにくい、子どもたちとの関わり方や、言葉掛け、クラス全体の雰囲気づくりなども学ぶことができた。

 校内研修では、校長先生をはじめとする多くの先生方から、学校経営、PTA組織、特別支援教育や生徒指導、保健指導など、子どもに指導するうえで必要なことだけでなく、学校という組織がどのように成り立っているかなどについても学ぶことができた。校内指導教員のF先生からは、子どもたちとの関わり方、授業での学び合い・聴き合うことの大切さを学んだ。子どもたちのトラブルに頭を抱え、相談をしたときにはいつでも、時間をかけて話を聞いてくださり、どういう思いで関わりたいのか、もう一度子どものこと、そして自分自身を振り返るような言葉をかけてくださった。「自分だったらこうするかな」と教えていただくのはいつも、子どもたちに寄り添う関わり方だった。学び合いは、普段の授業を参観させてもらうことで教わった。子どもたちがグループで「なんで?」「わからない」と素直に聴きあうことができる学級を見て、子どもたちを引き込む発問の工夫や声のかけ方を学ぶことができた。

 示範授業では、様々な学年の先生方の授業を参観させていただいた。学年の実態や発達段階、学習内容に合わせて、子どもたちとの関わり方もそれぞれであった。実際に参観することで、板書の仕方、授業の流れ、子どもたちへの声掛け、発問の仕方など見て学ぶことができ、次の日からすぐに学級に活かすこともできた。示範授業で疑問に思った点なども、すぐに確認させてもらい、教師の意図を聞くこともできた。同じ学校でこのように学ぶことができる環境と、快く示範授業をしていただいた先生方がいたから学ぶことができたと思う。

 7回の研究授業では、毎回様々な視点から助言をいただき、多くの学びがあった。事前に、教材研究を学年の先生方と行い、指導案検討の際にH先生からご指導いただいていた。検証授業を行うことで、自分では気づくことのできない課題や良さや、子どもたちの反応を知ることができ、授業を再度見直すことに繋がっていた。研究授業を終えるたびに授業を改善していくことができたように感じる。学びの中でも、グループでの学び合いの方法として、付箋紙を活用すること、役割分担を行うことは、毎回の授業で続けていることである。校内研修で学んだことを2年目からも忘れず振り返るようにして、子どもたちと関わっていきたいと思う。

 

<校外における研修>
 今年は、コロナ禍の中、実際に集まって対面での研修する機会はほとんどなかった。しかし、オンラインでの研修であっても、国頭教育事務所の先生方による充実した研修を受けることができ、毎回多くの学びと仲間からの刺激をもらっていた。オンラインの研修では、毎回必ずグループ協議の時間があった。そこで、学んだことや、思ったことを聴き合ったり、互いに疑問点を出し合うことで学びを深めたりできた。学んだことをすぐに、初任者の仲間たちとアウトプットする時間があったことが、充実した研修の要因であったと思う。

 また、屋部小学校で初任者代表授業の研修では、I先生から、学級会での教具の工夫や、授業の流れを学んだ。1時間の中で、子どもたちが意見をぶつけ合い、クラスでの意見を1つにすることで、学級会の1時間でとても満足している子どもたちの表情が印象に残っている。

 さらに、外部講師、北谷町教育委員会のSSW、N先生による研修が特に印象に残っている。初任者が実際にロールプレイを行いながら学ぶ研修であった。実感を伴った理解をすることができ、夏休み明けに学級ですぐに実践した。7週間にわたるソーシャルスキルトレーニングであったが、学級全体の雰囲気をいい方向に変えた要因となったと振り返る。

 初任者の仲間の存在は、学級経営がうまくいかず辛いときに、大きな支えとなっていた。不安な気持ちや葛藤も同期の先生方と共有することで、みんなそれぞれの学校で子どもたちと頑張っていることを知り、明日からまた頑張るぞ!と気持ちを切り替えることができた。学校以外でも多くのことを学べる機会をくださったことに感謝し、研修で学んだことをこれからの教育活動に繋げていきたい。

 

<おわりに>
 人生2度目の分岐点は、この1年にあったように思う。クラスの子どもたち29名、誰一人「置いていかない先生」になると考え、教師となった。その思いの裏腹、子どもたちに話を聞いてもらうことで精一杯、子どもたちのトラブルに頭を抱える日々で、人生で一番大きな挫折を経験した。そんな大きな挫折を乗り越えることができたのは、拠点校指導教員のH先生や校内指導教員のF先生をはじめとする多くの先生方のサポートがあったからである。充実した研修を受けている時には、非常勤講師のS先生にクラスを見ていただき、クラスの子どもたちのことを共に考えることもできた。同じ初任者のS先生は、分からないことは気軽に聴きあえる存在で、いつも助けてもらっていた。さらに、上本部小学校のG先生には、2度授業を参観させていただき、子どもたちへの温かい声掛けや、授業の流れを見て勉強をさせてもらった。本当に多くの人からの支えがあってこの一年を乗り越えることができたように思う。

 また、3年2組の子どもたちには、本当に感謝の気持ちでいっぱいである。悩んでいる時も子どもたちは「萌先生!スマイルスマイル」と励ましてくれ、1年間ついてきてくれた。たくさん感動させてもらい、1年間で多くの成長を見せてくれた。誰一人「置いていかない先生」として初心を忘れず、子どもたちと向き合い続ける教師でありたい。

お問い合わせ

沖縄県教育庁学校人事課(代表)

〒900-8571 那覇市泉崎1-2-2 行政棟13階(北側)

電話番号:098-866-2730

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