沖縄の畜産業(ちくさんぎょう)

ページ番号1002680  更新日 2024年1月11日

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沖縄県は1年を通じて気候があたたかく、真冬でも10度以下になることがありません。この気候のおかげで、牛のご飯である草が良く育つ環境(かんきょう)となっています。

また、豚肉(ぶたにく)は、琉球王朝(りゅうきゅうおうちょう)時代からおもてなし料理として豚肉料理が使われており、食卓に欠かせない食材の一つです。

子牛の生産地

沖縄県は、全国第4位の子牛生産地です。子牛生産とは、家畜市場(かちくしじょう)というところで肥育農家(ひいくのうか:お肉用に牛を大きく育てる人)に子牛を売ることです。

沖縄で生まれた子牛のほとんどは、県外の肥育農家に買われ、全国各地のブランド牛になります。沖縄には、未来の松阪牛(まつさかぎゅう)や近江牛(おうみぎゅう)、米沢牛(よねざわぎゅう)(県外の和牛ブランド)などがたくさんいます。

グラフ:肉用子牛取引頭数

イラスト:沖縄県の家畜市場別取引頭数

イラスト:沖縄の畜産の概況

養豚農家

みなさんが食べている豚肉を作る人を養豚農家(ようとんのうか)といい、ランドレース、大ヨークシャー、デュロック、アグーをかけ合わせて、食肉用の豚肉を作っています。

アグー

また、沖縄県には、アグーという沖縄固有(こゆう)の貴重な豚がいます。その歴史は古く、今から約600年前に中国から伝えられ、沖縄で飼い続けられていた島豚が「アグー」の起源であると言われています。

イラスト:沖縄県産の豚の家系図

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