沖縄の畜産業(ちくさんぎょう)
沖縄県は1年を通じて気候があたたかく、真冬でも10度以下になることがありません。この気候のおかげで、牛のご飯である草が良く育つ環境(かんきょう)となっています。
また、豚肉(ぶたにく)は、琉球王朝(りゅうきゅうおうちょう)時代からおもてなし料理として豚肉料理が使われており、食卓に欠かせない食材の一つです。
子牛の生産地
沖縄県は、全国第4位の子牛生産地です。子牛生産とは、家畜市場(かちくしじょう)というところで肥育農家(ひいくのうか:お肉用に牛を大きく育てる人)に子牛を売ることです。
沖縄で生まれた子牛のほとんどは、県外の肥育農家に買われ、全国各地のブランド牛になります。沖縄には、未来の松阪牛(まつさかぎゅう)や近江牛(おうみぎゅう)、米沢牛(よねざわぎゅう)(県外の和牛ブランド)などがたくさんいます。
養豚農家
みなさんが食べている豚肉を作る人を養豚農家(ようとんのうか)といい、ランドレース、大ヨークシャー、デュロック、アグーをかけ合わせて、食肉用の豚肉を作っています。
アグー
また、沖縄県には、アグーという沖縄固有(こゆう)の貴重な豚がいます。その歴史は古く、今から約600年前に中国から伝えられ、沖縄で飼い続けられていた島豚が「アグー」の起源であると言われています。
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