ホーム > 組織で探す > 保健医療部 中部保健所 > エムポックス(サル痘)を疑う患者が発生した際の対応について(医療機関の皆様へ)
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更新日:2023年6月1日
●流行状況と臨床症状からサル痘疑いと判断する場合は保健所へ連絡
・連絡先 平日日中 :098-938-9701(健康推進班 感染症担当)
休日時間外:098-938-9886(保健所守衛対応)
・電話対応者の情報確認:病院名、窓口担当者名、職種、連絡先等
・患者情報の確認:氏名・性別・生年月日・年齢・住所・職業・連絡先・渡航歴・予防接種歴・接触歴・症状・経過等
1.⽪膚病変(2箇所以上の⽪膚病変から採取)
2.粘膜病変( 肛⾨管粘膜、直腸粘膜、陰部粘膜、⼝腔粘膜等の粘膜疹や潰瘍病変部から採取)
3.⾮病変部(サル痘ウイルスが検出されれば診断可能)
※詳細は「病原体検出マニュアル サル痘(第2版)(令和4年8月国立感染症研究所)」4 ~9ページを参照してくだい。
※主治医が麻しん・風しんを同時に疑う場合は、麻しん用検体も採取
・行政検査票を記載し、保健所へFAX(938-9779)
*行政検査票(原本)は保健所職員が検体と一緒に回収します。
・保健所職員と検体受け取り場所を調整
・検査結果の報告先(担当者、電話番号)を保健所に連絡
・患者及び家族へ「サル痘疑い」であることと、保健所から患者本人に連絡がくることを伝えてください。
*保健所は患者が帰宅した後に連絡します。夜中の場合は、翌朝保健所から電話が来ることを伝えてください。
・検査結果が出るまでは、外出を控え、他者との肌と肌が触れる接触、長時間での対面での接触を避けるよう伝えてください。
・当日もしくは翌日に保健所から担当者へ検査結果の報告がきます。
・患者に検査結果を踏まえた診断結果を伝えてください。
・直ちに発生届での報告が必要です。 発生届(サル痘)(外部サイトへリンク)
・サル痘については、常在国における致命率は高い一方で、非常在国における重症化率については不明であることから、入院での管理を行うことを考慮してくだい。
・外来においてフォローアップを行う場合には、自宅等における感染対策を徹底するとともに、自身の健康に注意を払い、症状が悪化する場合には入院治療を行うことができるよう、最寄りの保健所と連携をお願いします。
症例の中には保健所からの連絡に対応して頂けないケースもあります。初診時の問診が本人に聞き取り・情報提供を行う最初で最後の機会となる場合があります。サル痘を強く疑う場合には可能であれば下記の内容を本人に確認・情報提供してくだい。
・感染機会について(いつ、どこで、どのように感染したのか)
・接触者について:発症後の性的接触や肌や粘膜が触れる接触の有無とパートナー、人数
・接触者がいる場合:接触者へ本人からの連絡を依頼
・自宅等における感染対策について
原則、下記の①~②全てを満たす者とするが、臨床的にサル痘を疑うに足るとして主治医が判断をした場合については、この限りではない。
① 少なくとも次の1つ以上の症候を呈している
・説明困難*1な急性発疹(皮疹又は粘膜疹)
・発熱(38.5℃以上)
・頭痛
・背中の痛み
・重度の脱力感
・リンパ節腫脹
・筋肉痛
・倦怠感
・咽頭痛
・肛門直腸痛
・その他の皮膚粘膜病変
② 次のいずれかに該当する
・発症21日以内に複数または不特定の者と性的接触があった。
・発症21日以内にサル痘の患者、無症状病原体保有者又は①を満たす者との接触
(表1レベル中以上)があった。
・臨床的にサル痘を疑うに足るとして主治医が判断をした。
*サル痘の発生状況については随時更新されるため、下記URLから世界保健機構(WHO)2022 Monkeypox Outbreak: Global Trends(外部サイトへリンク)をご参照ください。
「サル痘の患者(確定例)又は疑い例」と、表1に示す接触状況があった者を指す。
*接触者(家族)へ発疹、発熱、頭痛、リンパ腫脹、筋肉痛などサル痘を疑う所見がみられた場合は保健所に連絡するよう伝えてください。
・厚生労働省 サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年5月20日事務連絡)(外部サイトへリンク)
・UK HSA. Guidance Monkeypox, 2022
https://www.gov.uk/guidance/monkeypox(外部サイトへリンク)
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