令和6年度公益財団法人JKAの補助事業による導入機器の紹介
令和6年度の公益財団法人JKAの補助事業を活用して「電子顕微鏡一式」を導入しました。
電子顕微鏡一式
電子顕微鏡(SEM)は、電子線を試料表面に走査し、電子線の照射点から放出される種々の電子、電磁波を検出して画像化する装置です。光学顕微鏡に比べて焦点深度が深いことから凹凸の激しい試料も拡大して観察することが可能です。またエネルギー分散型X線分析装置(EDS)も搭載しており、観察と同時に試料表面の分析も行えます。
操作性についても、光学像使用による観察箇所の設定のほか、観察条件の設定もオートで行えます、初めての利用者にも使用しやすい設計になっていることから、幅広い分野での活用が期待されます
- メーカー
- 日本電子株式会社
- 型式
- JSM-IT700HR
- 主な仕様
- 写真倍率:×5~×600,000
最大試料寸法:200mm径×75mm高さ
分析:定性分析、定量分析、点分析、線分析、マッピング
検出可能元素:Be~U
2024年度自転車等機械振興補助事業
1.補助事業の概要
沖縄県では、県民が望む将来像を『沖縄21世紀ビジョン』とし、実現に向けた基本計画を策定して、産業の振興に取り組んできました。しかし、経済面での全国との乖離は未だ残っており、自立的発展を可能とするために、生産性の向上や域内自給率の向上が課題となっています。そこで県では、令和4年5月に「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」を策定し、その基本施策として「地域を支える第2次産業と県産品の振興」を掲げ、域内自給率を高めるものづくり産業の高度化や、ものづくりを支える基盤・技術の高度化とサポーティング産業の振興に取り組んでいます。
今回の補助事業では、県内製造業の発展および基盤技術の強化を目的に、沖縄県工業技術センターに機器を導入し、県内製造業の技術導入促進と新規分野開拓を図ります。
2.予想される事業実施効果
- 県内製造業の新規技術導入を促進し、技術力を底上します。
- 県内に新たに進出してきた企業のサポートが可能となり、さらなる企業・新規分野の進出を呼び込みます。
- 上記の効果により、進出企業と既存企業の連携を生み出し、県内産業の好循環を生み出します。
3.本事業により導入した設備
- 電子顕微鏡一式
設置場所
沖縄県工業技術センター(うるま市州崎12-2)
4.事業内容についての問い合わせ先
沖縄県工業技術センター 機械・金属班(098-929-0111)
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 商工労働部 工業技術センター
〒904-2234 沖縄県うるま市州崎12-2
電話:098-929-0111 ファクス:098-929-0115
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