1.川を汚しているのは誰?

ページ番号1004767  更新日 2024年1月11日

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水を汚している大きな原因のひとつは生活排水

これまでの川の汚れの原因は、工場や事業場からの排水が主なものでしたが、法律や条令などで排水規制が進んだ今では、各家庭から流される生活排水が汚れの大きな原因となっています。

イラスト:川や海の汚れていく様子

発生源別にみた汚れの割合発生源別にみた汚れの割合

イラスト:平成17年度汚染汚濁負荷量の調査結果の円グラフ
平成17年度汚染汚濁負荷量調査(天願川)

生活排水ってなあに?

生活排水とは、台所、トイレ、風呂、洗濯など日常生活からの排水のことです。
わたしたち一人が1日に使う水の量は250Lにものぼり1日に約43gの汚れ(BOD負荷量)を出すと言われています。このうち、7割が生活雑排水からの汚れです。
このことから、生活雑排水を未処理のまま流すと水質汚濁の大きな原因となることが分かります。
※生活雑排水とは、生活排水のうちトイレからの排水を除いたものです。

生活排水の分類と1日1人当たりの負荷割合

イラスト:生活排水の分類と1人当たりの負荷割合を示した表


マメ知識:BODとは
水の汚れは水中の微生物からみると栄養分で、微生物も私たちと同じように栄養分と酸素を必要とします。BODとは、微生物が水の汚れ(有機物)を分解するときに使う酸素の量で、水の汚れの程度を表し、数値が大きいほど汚れていることを示します。水中の酸素が使われて少なくなってしまうと、悪臭の発生や魚の大量窒息死などの問題が発生します。

魚が住める水質にするにはお風呂の何倍分が必要?

家庭での水の使用量は、生活水準の向上とともに増加し、さらに食生活が豊かになるにつれて乳製品や油脂類などを多く使用するようになりました。
なにげなく流しているものが、大切な川を汚しています。

イラスト:魚が住める水質にするのに必要な水の量の一覧

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