島しょ型資源循環社会構築事業について
島しょ型資源循環社会構築事業
本県においては、島しょ地域という地理的要因等から資源循環コストが高く、一般廃棄物のリサイクル率は全国に比べて低くなっています。そこで、県では、本事業において、県全域でリサイクルを推進するため、上記の要因・課題を整理し、プラスチック、バイオマスを対象に、効率的なリサイクル手法及び体制に係る調査、検討を行い、モデル事業の実施を通して市町村等への技術支援や活動支援を実施するなど、本県に適したリサイクル体制の構築に向けて取り組んでいます。
※沖縄県の一般廃棄物リサイクル率(過去3年間)
令和4年度 15.9%(全国平均 19.6%)
令和3年度 15.8%(全国平均 19.9%)
令和2年度 16.6%(全国平均 20.0%)
令和4年度の事業概要について
県内市町村の廃棄物処理状況、対象廃棄物(プラスチック、バイオマス、容器包装)の賦存量、県外自治体におけるリサイクルの取組事例等を調査し、整理しました。また、学識経験者、市町村、一部事務組合及び関 係団体で構成される「島しょ型資源循環社会構築検討委員会」を開催し、検討委員会から県に対して沖縄県に適したリサイクル体制についての提言が行われました。
令和5年度の事業概要について
令和5年度は、有識者等から構成される検討委員会を3回開催し、令和4年度の調査結果を踏まえ、プラスチック、バイオマス等のリサイクル体制の整備に向けた5つの資源循環モデル事業について検討を行いました。また、令和5年度の成果としては、同検討委員会においてモデル事業案を作成し、事業の実現可能性や、事業採算性、波及性等の比較検討を踏まえて令和6年度以降に実施するモデル事業を2事業選定しました。
【R5年度に選定したモデル事業】
伊是名村:プラスチック製容器包装の収集分別・圧縮梱包モデル事業
多良間村:生ごみ、剪定枝、し尿等の島内リサイクルモデル事業
令和6年度の事業概要について
令和6年度は、令和5年度に選定した2つのモデル事業を実施し、学識経験者等から構成される検討委員会において、モデル事業の効果検証等に取り組みました。 また、プラスチックに係る資源循環等の促進に関する法律の再商品化等に係るスキーム(市町村による分別収集・再商品化の取組など)を活用した新たなモデル事業案について、検討委員会で検討を行いました。
【R6年度実施したモデル事業】
(1)プラスチック製容器包装の分別収集・ベール化等モデル事業
対象地域:伊是名村
対象品目:プラスチック製容器包装
導入設備:圧縮梱包機(ベール化設備)
(2)生ごみ、剪定枝、し尿等の島内リサイクルモデル事業
対象地域:多良間村
対象品目:生ごみ(厨芥類)、剪定枝、し尿、
実施内容:原料発酵調査、液肥利用調査、住民の理解醸成の取組等を実施し、今後のバイオガス発電導入に向けた体制構築に係る事業を実施
※令和4年度~6年度の報告書についても追って掲載いたします。
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 環境部 環境整備課
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