島守の塔
- 建立の経緯(「島守の会」資料より)
 知事・警察部長以下約四百名の職員を戦場に失った元県庁の生存職員による、尊い殉職者の慰霊のための慰霊塔建立の動きは沖縄群島政府が那覇市に定着した昭和25年暮に組織的に始動した。
 沖縄群島政府(平良辰雄知事)は建立の歴史的意義に深く共感して参拝道路を敷設し、敷地の買収に当たっては地主各位の積極的な協力を頂いた。三和村は伊敷村長、助役始め吏員各位の自発的協力により、土地の買収・分割・登記手続事務を処理した。
 塔の工事に当たっては、生存県職員の安里有三氏(田嘉里組社長・土建業)の多大の奉仕があった。経費は生存元沖縄県職員からの拠出金に加えてこの塔の建立に共鳴した各界各層からの寄付金が予想を上廻ったので、既定工事を完了したのみならず更に戦没職員の芳名碑と休憩所を追加建築することが出来た。
 慰霊塔は1951年(昭和26年)6月に完成し、同25日に故島田知事夫人美喜子様を迎え、遺族は勿論官民約五千参列の下に除幕式と初の慰霊祭を壮大に挙行した。
- 所在地
 沖縄県糸満市字摩文仁
- 建立年月日
 建立:昭和26(1951)年6月
 改修:昭和49(1974)、平成4(1994)、平成16(2004)
- 合祀者数
 469柱(当初452柱)
 (沖縄県知事 島 田 叡、警察部長荒井退造以下沖縄県戦没職員)
- 敷地面積
 693平方メートル
- 管理団体
 平成28(2016)年度まで一般財団法人 島守の会(遺族会)
 平成29(2017)年度から沖縄県


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