PFOS・PFOAに関する健康影響について
1.有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。
(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)
PFOS・PFOAとは
PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、現時点では北極圏なども含め世界中に広く残留しています。そして、仮に環境への排出が継続する場合には、分解が遅いために地球規模で環境中にさらに蓄積されていきます。環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)
2.人の健康への影響
PFOS、PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。
また、国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は内閣府食品安全委員会が行った食品健康影響評価の結果等を踏まえ、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。
(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)
関連資料
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PFASハンドブック(令和7年3月環境省)(外部リンク)
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PFASハンドブック参考資料(令和7年3月環境省)(外部リンク)
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PFOS、PFOAに関するQ&A集(2024年8月時点)環境省 PFASに対する総合戦略検討専門家会議 (PDF 849.7KB)
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PFOS及びPFOAに関する対応の手引き 第2版(令和6年11月)環境省 (PDF 142.9KB)
3.健康影響に関するよくある質問(FAQ)(随時更新)
Q1.人への健康影響についてはどのようなことがわかっていますか。
Q2.体内に入ったPFOS等はどうなりますか。
Q3.PFOS等を含む水を飲んでも大丈夫ですか。
Q4.県内で暫定目標値を超えて検出された地域の方の健康指標はどうなっていますか。
Q5.PFOS等の血液検査を受けたいのですが、県で検査していますか。
Q6.県で一括してPFOS等の血中濃度調査を行う計画はないですか。
4.参考リンク
【沖縄県】
【環境省】
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PFASハンドブック(令和7年3月環境省)(外部リンク)
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PFASハンドブック参考資料(令和7年3月環境省)(外部リンク)
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PFASに対する総合戦略検討専門家会議(外部リンク)
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PFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議(外部リンク)
【厚生労働省】
【食品安全委員会(内閣府)】
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有機フッ素化合物(PFAS)ワーキンググループ(外部リンク)
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PFOA(パーフルオロオクタン酸)及びPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)に対する国際がん研究機関(IARC)の評価結果に関するQ&A(外部リンク)
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「有機フッ素化合物(PFAS)」評価書に関するQ&A(2025年3月19日)(外部リンク)
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 健康長寿課
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