金城ダム

ページ番号1013095  更新日 2024年1月11日

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金城ダムの概要

写真:金城ダム全景

安里川は那覇市首里の弁ヶ岳を源流とし、中心市街地(国際通り)を貫流し泊港に注ぐ長さ約7kmの二級河川で、中流から河口にかけては川幅が非常にせまく、大雨のたびに川が氾濫し、毎年多くの被害を受けていました。このような状況で、河川改修を実施しているものの、安里川の周辺には民家が密集しており、川幅を広げる工事を行うことは困難な状況でした。

このようなことから、安里川の洪水氾濫を防止する抜本的対策として上流にダムを建設して洪水調整を行うとともに、流水の正常な機能の維持を図る目的で平成元年度より工事着手し平成12年度に完成しました。

工事期間:平成元年度から平成12年度

ダムのはたらき

金城ダムは多目的ダムとして、洪水調節流水の正常な機能の維持の2つのはたらきがあります。

洪水調節

イラスト:洪水調節概念図

台風や梅雨の時期には、集中豪雨がおこることも多く、洪水で多くの被害を引き起こしています。そのため、ダムに流れ込む水を一時的に貯めて安全な量を下流に流して洪水を防ぐことが金城ダムの最も重要な役割です。

流水の正常な機能の維持

日照りで川の水が少なくなると、水質保全や生物の環境保全のため、ダムに貯めてある水を流して川の機能を維持します。

ダムの構造

ダムの諸元

ダム

形式
重力式コンクリートダム
堤高
19.0m
堤頂長
120.0m
ダム天端標高
EL52.0m
堤体積
14,250m3
計画高水流量
40m3/s

設計洪水流量

100m3/s

貯水池

集水面積
1.7km2
湛水面積
0.04km2
総貯水容量
510,000m3
有効貯水容量
470,000m3
常時満水位
EL36.4m
サーチャージ水位
EL49.5m
常時満水位
EL49.5m
設計洪水位
EL50.5m

位置(上流から下流に向かって左側が「左岸」、右側が「右岸」となります。)

左岸
沖縄県那覇市字繁多川地内
右岸
沖縄県那覇市首里金城町地内

イラスト:金城 流域図

ダム断面図・貯水池容量配分図・計画流量配分図

ダム断面図

金城_断面図


金城ダムの基礎岩盤は島尻泥岩(クチャ)という非常にもろい岩盤で、一般的なダムのように直接地盤にダムを建設するとダムが水圧をささえることができません。そのため基礎地盤をコンクリートで階段状に置き換えて水圧に耐えられる構造にしています。

貯水池容量配分図

イラスト:金城 容量配分図

計画高水流量配分図

ダム地点の計画高水流量40m3/sのうち23m3/sの洪水調節を行い、真嘉比遊水地と一体となって下流の氾濫を防止します。

イラスト:金城 流量配分図

アクセス・お問い合わせ

金城ダム管理所

〒900-0071
沖縄県那覇市繁多川4町目553-2
電話:098-885-5210

お問合せは、以下の問い合わせフォームからお願いします。

イラスト:金城マップ

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 土木建築部 南部土木事務所
〒900-0029 沖縄県那覇市旭町116-37 南部合同庁舎7階、8階、9階
電話:098-866-1129 ファクス:098-866-6906
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。