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更新日:2023年2月2日
知事コメント (PDF:80KB)※過去のコメントはこのページの下に掲載しています。
【令和5年2月2日】
知事コメント
沖縄県では先月中旬以降、新規陽性者数は減少傾向が続いており、直近1週間の前週比は、1月14日から1以下で推移するなど、県内では、新型コロナウイルスの勢いは弱まっています。
また、県全体における病床使用率は、本日(2月2日)時点で29.7%となっており、感染拡大した1月中旬頃と比べると改善しております。しかしながら、本島圏域の病床使用率は34.4%と、引き続き、警戒レベル2の目安である30%を上回っていることから、今後の状況を注視する必要があります。
県内では、新型コロナは減少傾向にありますが、季節性インフルエンザが流行しており、最新の報告数では定点当たり 41.23人、インフルエンザ警報発令基準である30人を3週続けて超えるなど、全国最多の状況が続いています。
本日開催されました、新型コロナウイルス対策本部会議においては、感染状況を確認するとともに、1月27日に国の基本的対処方針において、イベント開催に係る要請内容が変更されたことから、県の対処方針の見直しを決定しましたのでお知らせします。
イベント開催については、これまで規模要件等に関する目安を設定していましたが、今回、国においては、基本的な感染対策は産業界全体に定着し、概ね適切に実施されているという判断のもと、イベント開催制限に関する見直しが示されたところです。
主な見直しは、「その他地域」における「大声あり」のイベントについて、感染防止安全計画の策定等による基本的な感染対策の実施を前提に、収容率50%とする制限を廃止し100%としたこと、また、「大声あり」のイベントにおける「身体的距離の確保」が廃止となりました。
主催者におかれましては、制限緩和の経緯や前提に留意し、適切なマスク着用等の飛沫感染対策やこまめな手洗い・手指消毒等の接触感染対策、また、飲食時の感染対策や出演者やスタッフの感染対策等に取り組むよう、ご理解とご協力をお願いします。
新型コロナとインフルエンザの同時流行に対応するため設置された「発熱軽症者抗原検査センター」に関するお知らせです。
沖縄県医師会が設置しています南部会場については、2月5日、12日 の各日曜日、また、中部地区医師会が設置しています中部会場は2月4日、5日、11日、12日の各土日に引き続き開場しますので、発熱して感染に不安のある皆さまはどうぞご活用ください。
次に、ワクチン接種についてお知らせします。県が設置しています県広域接種センターの常設会場については、今月で終了することとなりました。NBC沖縄会場は2月4日まで、那覇クルーズターミナル会場は2月26日までの接種となります。当該会場での接種を希望されている皆様におかれましては、お早目の接種をご検討ください。
なお、商業施設等における臨時会場での出向き接種は、3月も引き続き行います。詳細については、県ホームページをご覧いただき、ご都合のよい会場をご利用ください。
現在、インフルエンザと新型コロナが同時流行しています。接種対象者の皆様、特に重症化リスクの高い高齢者の皆様等におかれましては、重症化予防等の観点から、双方のワクチン接種について、早期の接種を是非ご検討ください。
さて、国においては先週(1月27日)、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、現在の「2類相当」から「5類」へ見直す方針を決定し、3ヶ月程度の準備期間を設けた上で、今年5月8日から移行する方向性を示したところです。
見直しにより、例えば、感染症法に基づく発生届は終了し、また、自治体から要請していた入院勧告や就業制限、外出自粛がなくなる等、これまで行ってきた様々な施策を見直すこととなります。
国において、見直しによる患者等への対応や医療提供体制について、3月上旬を目途に具体的な方針を示すとのことであります。県としましては、引き続き、今後の国の動向を注視するとともに、内容を精査の上、分類見直し後の対応を検討してまいります。
県内では2月に入りましても、インフルエンザ警報の発令が継続されるなど、流行拡大が続いております。また、新型コロナの勢いは弱まっていますが、警戒レベル2を維持する等、再び感染が拡大し、医療への負荷が高まる状態になることも容易に想定されます。
新型コロナとインフルエンザの感染対策は共通しますので、県民の皆さまにおかれましては、日頃から3密を回避し、換気や適切なマスクの着脱、手指消毒、少しでも症状がある場合は外出を控える等、基本的な感染対策の徹底をお願いします。