沖縄空手 世界に誇る伝統文化(1)

ページ番号1009644  更新日 2024年1月11日

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沖縄で生まれた空手の歴史

イラスト:沖縄空手

空手発祥の起源についてはさまざまな説がありますが、琉球王国の士族が教養として学んだ護身術がそのルーツであるとされています。1719年に来琉した冊封副使の徐葆光が、1721年に著した『中山伝信録』という本の中で「拳頭打(テイイチクン)」という琉球語を紹介しています。これは現在の「ティヂクン(正拳)」と考えられ、この頃には「ティヂクン」を使用する「手(ティ)」という武術が誕生していたことが推測されています。
また歴史書『球陽』の中にも18世紀初期には棒術などが地方に伝播していたことが紹介されています。「手(ティ)」はやがて「マキワラ」などの鍛錬具による独特の鍛錬法や素手による護身の武術、棒・サイなどの武具を使用する武術として「型」を生み出し、沖縄空手の世界を完成させ発展しました。
琉球王国時代に完成した空手は松村宗棍、東恩納寛量、松茂良興作などの努力により一層の発展を遂げます。さらに廃藩置県(1879年)後、糸洲安恒などの努力により広く学校教育や一般にも普及するようになりました。

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