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更新日:2022年9月1日
「しまくとぅば」の現状と課題について
県内各地域において受け継がれてきた「しまくとぅば」は、地域の伝統行事等で使用される大切な言葉であるとともに、組踊や琉球舞踊、沖縄芝居等といった沖縄文化の基層であり、いわば沖縄県民のアイデンティティの拠り所でもあります。
そのため、平成18年には、議員立法により、「しまくとぅば」の普及、継承を図ることを目的に、毎年9月18日を「しまくとぅばの日」とする条例が制定されました。
しかし、平成21年には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が国頭語・沖縄語・宮古語・八重山語・与那国語のそれぞれを消滅の危機に瀕する言語に指定しています。
また、平成25年に行った「しまくとぅば県民意識調査」において、県民は「しまくとぅば」への親しみを持っている反面、「しまくとぅば」を主に使う人が、全体で10%となっており、消滅の危機の実態が数値においても証明され、更に、若年層ほど「しまくとぅば」が使えない状況が顕著となっています。
このような状況を受け、沖縄県では、「しまくとぅばの日に関する条例」等に基づき、沖縄文化の基層である「しまくとぅば」の次世代への継承、「しまくとぅば」の普及推進を目的として、平成25年度に「しまくとぅば普及推進計画」を策定しました。
また、「しまくとぅば普及推進計画」に基づくアクションプランとして、平成25年度から平成27年度までの3カ年の期間については、前期「しまくとぅば」普及推進行動計画、平成28年度から平成30年度までの3カ年の期間については、中期「しまくとぅば」普及推進行動計画を策定し、県民への気運醸成や普及促進に取り組んできたところです。
令和元年度から令和4年度までの4カ年の期間については、前期及び中期行動計画の取組の成果や課題等を踏まえ、後期「しまくとぅば」普及推進行動計画を策定しました。今後、「しまくとぅば」を積極的に活用し県民への定着が図れるよう、様々な施策・事業を実施していく予定です。
今一度、県民の皆様に、「しまくとぅば」に関心を持っていただき、その重要性について理解を深めていただくことにより、沖縄文化の基層である「しまくとぅば」が、次世代へ継承されるような施策を展開していきます。
沖縄文化の基層である「しまくとぅば」を次世代へ継承するため、消滅する危機的状況にある「しまくとぅば」の普及推進を戦略的かつ効果的に行うことを目的に、「しまくとぅば」普及推進計画を策定しました。
同計画は、平成25年度から平成34年度までの10年間とし、前期、中期、後期の期間を設け、戦略的に普及運動を実施します。
しまくとぅば県民意識調査 (平成25年)(PDF:829KB)
「しまくとぅばの普及・継承」県民宣言 (PDF:825KB)
平成25年度に策定した、「しまくとぅば普及推進計画」に基づき、平成25年度から平成27年度までの3年間を、「県民への気運醸成」の期間と位置づけ、「しまくとぅばに親しみをもたせる」ための取組を展開します。
平成25年度に策定した、「しまくとぅば普及推進計画」に基づき、平成28年度から平成30年度までの3年間を、「県民への普及促進」の期間と位置づけ、「各地域へ県民運動の波及」するための取組を展開します。
平成25年度に策定した、「しまくとぅば普及推進計画」に基づき、令和元年度から令和4年度までの4年間を、「県民への定着」の期間と位置づけ、「しまくとぅば」の積極的な活用を図るための取組みを展開します。
しまくとぅばに関する県民意識調査の報告書を掲載します。
平成25年度 しまくとぅば県民意識調査(PDF:829KB)
平成28年度 しまくとぅば県民意識調査(PDF:1,147KB)
平成29年度 しまくとぅば県民意識調査(PDF:1,856KB)
平成30年度 しまくとぅば県民意識調査(PDF:1,816KB)
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