団体交渉促進などを求めたあっせん事例
社会福祉施設に勤務する職員で結成された組合(結成から約1年)から、(1)団体交渉開催での不誠実な対応の改善、(2)年休希望の一方的変更の取止め、(3)組合掲示板の設置などをあっせん事項とする申請がありました。
これまでの団体交渉においても、組合からの申入れに対し、使用者側の回答がなかったり、具体的理由もなく団交開催を引き延ばされるなど、使用者側の対応が不誠実であるとし、当事者間での解決が困難であるとして、あっせん申請に至ったものです。
あっせんでは、あっせん員が掲示板の設置場所や、年休希望を変更する場合の取扱い等について労使双方と調整を行い、(1)組合からの団体交渉の申入れには、速やかに応じること、(2)組合員の年休希望については可能な限り配慮するよう努めること、(3)組合に施設内掲示板の一角の利用を認める、などを内容とするあっせん案を提示したところ、双方とも受諾したことから、地労委立会いの下、協定を締結し、解決に至りました。
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