沖縄のシンボル
県章(けんしょう)
本土復帰(ほんどふっき)した1972年5月15日から使われている沖縄県のマークです。
県章(けんしょう)は、3つの丸からなっています。一番外側の赤い丸は沖縄県を囲んでいる海、中にある白い丸はローマ字OKINAWAの「O」と人の輪、一番内側の赤い丸は沖縄県の発展性(はってんせい)を表しています。「海洋」「平和」「発展」のシンボルです。
県の花(でいご)
高さが10メートルほどになる豆科の木で、インドやマレー半島が原産です。3~5月ごろ、あざやかな赤い花を枝いっぱいにさかせます。
花の色が南国沖縄をイメージさせ、観光資源(かんこうしげん)として効果が高い、漆器(しっき)の材料として経済的価値(けいざいてきかち)も高いという理由から、県の花に選ばれました。(1972年10月26日制定(せいてい))
県の木(リュウキュウマツ)
高さは15メートル前後になり、潮風(しおかぜ)に強いため、保安林(ほあんりん)や街路樹(がいろじゅ)などに利用されます。また、盆栽(ぼんさい)としても人気があるほか、家具や炭(すみ)の材料にもなります。
沖縄独自(どくじ)の木で枝ぶりが美しいなどの理由から、県の木に選ばれました。(1972年10月26日制定)
県の鳥(ノグチゲラ)
国の特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)に指定されているキツツキの仲間で、沖縄本島の北部にだけ生息(せいそく)しています。全長約30センチメートルで、全体的に濃い(こい)くり毛色をしており、オスはひたいから頭の後ろにかけて赤い色をしています。
世界的にもめずらしい鳥であること、生息数(せいそくすう)が減ってほろびるおそれがあるなどの理由から、県の鳥に選ばれました。(1972年10月26日制定)
県の魚(タカサゴ/方言名グルクン)
全長25センチ前後の色あざやかな美しい魚で、方言ではグルクンとよばれています。沖縄からインド洋にかけたあたたかい海にすんでおり、沖縄近海(おきなわきんかい)では一年中見ることができます。
沖縄県でよくとれる魚で、県民に広く親しまれ味もよいなどの理由から、県の魚に選ばれました。(1972年5月15日制定)
県の蝶(オオゴマダラ)
日本の蝶(ちょう)の中で一番大きな種類の1つです。白地に黒い斑(まだら)模様で優雅(ゆうが)に飛ぶのが特徴で、黄金のさなぎとともに県民によく知られ、親しまれています。
沖縄県に広く分布(ぶんぷ)しており、県民に親しまれているという理由などから県の蝶に選ばれました。(2020年4月1日制定)
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