沖縄民謡

ページ番号1027671  更新日 2024年2月29日

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沖縄民謡

島国で進化し、愛されてきた琉球の音、「沖縄民謡」

人々の生活の中から生まれた民謡は、島や地域ごとにさまざまな歌が伝わり、庶民の間で歌い継がれてきました。

歌詞にもその土地ならではの方言が入って、独特の空気感や匂いまで感じられます。今もなお盛んに新たな歌が創られています。

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↑とぅばらーま 宮良康正 / 宮良亨男 / 鳩間可奈子 / 新里奈津子 / 笛=横目大哉

故郷や恋人を思う気持ちを歌う、八重山を代表する民謡曲です。

↑うねぬやゆんた 宮良康正 / 宮良亨男 / 鳩間可奈子 / 新里奈津子 / 笛=横目大哉

八重山方言で歌われるオリジナルの民謡曲です。

↑屋慶名クワディーサー 前川守賢

木の枝の広がり方が素晴らしい屋慶名のクワディサー(コバテイシ)と、屋慶名の娘の美しさを歌う恋歌です。

↑恋語れ(くいかたれー) 仲宗根創

歌い手によって歌詞が変わる曲ですが、「誰にもまだ二人の気持ちを知られてはいけない」という謎めいた一文は、だれが歌っても変わらずにそのまま歌われます。

↑安里屋ゆんた(あさどやゆんた) 大工哲弘

八重山の美少女クヤマと、クヤマに惚れた役人の会話のようなやり取りを歌詞にした、八重山の民謡曲です。

↑高那節(たかなぶし) 大工哲弘

「高那(たかな)」とは西表島にあった村。その歌詞の意味を理解することは難しいと言われていますが、八重山で広く愛されている歌です。別名「ざんざぶろう節」。

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↑卵毛瓜小売女(くーがもーうぃぐゎーうやー)・儀保二才達(じーぶにーしぇーたー) 與那覇徹

真境名由康(まじきなゆうこう)作。創作舞踊「辻山」の挿入歌。「卵毛瓜小売やー」:男性たちが遊郭で浮かれて遊ぶさまを揶揄した歌。「儀保二才達」:首里の儀保から辻の遊郭へ繰り出す若者たちの浮かれるさまを揶揄した歌。

↑道端三世相の唄(みちばたさんじんそうのうた) 與那覇徹

真境名由康(まじきなゆうこう)作。創作舞踊「辻山」の挿入歌。「道端三世相の唄」:三世相(易学本)を買わないかと、面白おかしく歌っている。

↑意見あやぐ 大城貴幸

真面目に働く事とお金の大切さを教えている歌です。

↑パラダイスうるま島 乙女椿 / 仲宗根巴津美 / 仲宗根玲子 / 幸地あや / 香取美念

うるま島とは沖縄口で珊瑚の島という意味で、沖縄のことを指しています。沖縄の魅力を歌詞の中に沢山取り入れています。

↑ムチつぃちゃ小(むちつぃちゃぐわ) 上原唯 / 島うた少女テン

「ムチ」とは食べる餅のことではなく、瓦ぶきに使われる漆喰のこと。漆喰業をしている人が、きつい仕事をしている自分を元気づけるために歌った曲です。

↑ましゅんく節(ましゅんくぶし) 上原唯 / 島うた少女テン

マシュンクとナビーという伊江島の二人の美少女を比べる、現代版美人コンテストの様子を描いています。

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↑永良部百合の花(えらぶゆりぬはな) 山川まゆみ / 島うた少女テン

沖永良部島(おきのえらぶじま)の民謡。島の発展に影響を与えた百合づくりに対する、島人の思いを込めた歌です。

↑梅の香り 前川守賢

「大切に育てている梅の木の花が咲くのを待ちわびている」という歌詞が、戦時下の人々の心に希望を与えました。

↑だんじゅかりゆし 村上佳子 / 喜納やよい / 長堂エリサ / 金城徳子

海に囲まれた沖縄から船に乗って移民や出稼ぎの為に旅立つ人へ送る歌です。現在は祝いの席で縁起を担ぐ歌としてよく歌われています。

↑なりやまあやぐ 普久村悦子民謡研究所

宮古民謡の名曲の一つ。妻が互いを知り尽くしている夫に対し、これからも夫婦円満であり続ける為に守って欲しい事を教えています。

 

↑白雲節(しらくむぶし) 嘉手刈林次 / 名護良一

空を流れていく白い雲を見つめながら、遠くにいる恋人を思うこの気持ちを雲に乗せて送り届けてほしいと願う、遠距離恋愛の切ない心情を歌った曲です。

↑狩俣のいさみが(かりまたぬいさみが) 宮国喜効 / 宮国敬朽 / 安谷屋恵位 / 真地利尚

宮古島の民謡。狩俣(かりまた)に住む美人のイサミガと姑の二人の口論を、リズミカルに展開しながら歌っています。

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↑廃藩ぬ侍(はいばんぬさむれー) 嘉手刈林次 / 名護良一

廃藩置県で職を失ってしまった琉球王府の元役人の老人が、時代の変化に翻弄されている姿を歌詞にして歌っています。

↑沖縄のわらべ唄 乙女椿 / 仲宗根巴津美 / 仲宗根玲子 / 幸地あや / 香取美恵

1 べーべーぬ草刈いが(べーべーぬくさかいが) 2 耳切坊主(みみちりぼうじ) 3 花ぬ風車(はなぬかじまやー) 4 赤田首里殿内(あかたすんどぅんち) 5 てぃんさぐぬ花

↑千鳥小(ちじゅやぐわー) 長嶺ルーシー

故郷を出て、家族や友人と離れ離れになった寂しさを、千鳥に話しかけて紛らわす様子を歌っている。

↑南洋小唄(なんようこうた) 宮城武碩

南洋諸島へ出稼ぎに行った人を主題にした歌。出稼ぎに行った人、待つ人の気持ちが胸を打ちます。

 

↑白雲節(しらくむぶし) 宮城武碩

空を流れていく白い雲を見つめながら、遠くにいる恋人を思うこの気持ちを雲に乗せて送り届けてほしいと願う、遠距離恋愛の切ない心情を歌った曲です。

↑県道節(けんどうぶし) 村上佳子 / 喜納やよい / 長堂エリサ / 金城徳子

県道を作る労働者たちの苦しみを訴える歌。工事現場で監督に酷使されている労働者たちが、権利意識に目覚めていく心情が歌詞に込められています。

↑海のチンボラ小(うみぬちんぼーらぐわ) 山川まゆみ / 島うた少女テン

「ちんぼーら」とは小さな巻貝の意味。伊江島の「前海(めーうた)すぃんぼーら」という歌が変化して、この曲が作られました。

↑月ぬ美しゃ(つきぬかいしゃ) 長嶺ルーシー

八重山の代表的な子守唄。美しい月夜を見ながら感情的に歌います。

↑遊び天川(あしびあまかー) 仲宗根創

天川の周辺にいる仲睦まじいオシドリの様にありたいと願う男女の恋歌です。早弾きで演奏します。

↑伊良部とうがに(いらぶとうがに) 宮国喜効 / 宮国敬功 / 安谷屋恵位 / 真地利尚

恋する若者の純粋な心を歌っています。農漁村の若者達がよく好んで口ずさんでいた曲です。

↑夢舟(ゆみぶに) 平良大

歌詞に出てくる船頭は、夢に向かって生きていく人の姿を表現しています。また、自分の力を信じて行動すれば夢はきっと叶う、という応援メッセージも歌詞の中に含まれています。

↑アッチャメー小(あっちゃめーぐわ)・唐船ドーイ(とうしんどーい) 譜久村悦子民謡研究所

「アッチャメー小」:早弾きで、カチャーシーの踊りと共によく歌われます。「アッチャメー」は「歩き舞い(歩きながら舞う)」を意味し、足の動きに特徴があります。

「唐船ドーイ」:沖縄民謡のゾメキ曲。「ゾメキ」とは浮かれて騒ぐという意味です。船が那覇の港に到着した際、地元住民が高揚している様子が歌われています。

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