緑化木の病害虫

ページ番号1026995  更新日 2024年2月15日

印刷大きな文字で印刷

緑化木保全対策事業

緑化木保全対策事業補助金

 デイゴ及びアカギは道路や公園、学校等の緑化木として多用されるとともに、地域の名木等として県民に親しまれており、沖縄の重要な文化・観光資源ですが、近年、外来病害虫の被害によって衰退や開花障害等が生じており、沖縄らしい景観の維持・形成を図るうえで、緑化木の保全対策が求められています。
 緑化木の維持管理は管理者による実施が原則ですが、当該病害虫の被害が非常に広域に及ぶこと、連年被害が生じていること、保全対策にコストがかかる等の理由から、緑化木の一体的な保全を図るため、市町村が行う保全対策への補助を行っています。

対象とする緑化木(デイゴ、アカギ)

  1. 地域の景観形成に寄与する、観光・文化資源として高い価値を有する等の理由により、市町村及び地域住民が特に保全を望んでいる緑化木である。
  2. 市町村が所有し、維持管理を行っている緑化木である。又は、市町村以外が所有しており、通常の維持管理が継続的に行われている緑化木である。なお、その場合は所有者から事前に事業実施に関する了承が得られている。
  3. 防除事業の実施後は、市町村等が責任をもって継続した管理を行う体制が整っている。市町村以外が所有している場合は、所有者が継続した管理を行えるよう、市町村が指導等を行う体制が整っている。
  4. 市町村において、緑化木を所有する課等と、保全対策を実施する課等が異なる場合、所有する課等から事前に事業実施に関する了承が得られている。

補助実績

令和4年度 デイゴ 753本(20市町村) アカギ 1,225本(9市町村)

緑化木保全対策事業委託業務

 県内各地の沿道、公園や公共施設等において植栽されているデイゴは、県花にも指定されており、沖縄の貴重な文化・観光資源であるが、害虫デイゴヒメコバチによる被害を受けており、各管理者においては継続的な保全対策が実施されています。本業務では、デイゴの被害状況や開花状況等について調査し、保全対策の効果検証を行うことで、より効果的な保全対策の実施に資することを目的としています。

デイゴヒメコバチの写真

緑化木保全対策事業委託業務 報告書

アカギ被害対策検討事業

 アカギは、県内の沿道、公園、公共施設等において、緑化木として多用されており、緑陰として重要な役割を果たしていますが、近年、アカギヒメヨコバイという外来昆虫の被害を受けています。
 令和元年6月に県内で初確認されたアカギヒメヨコバイは、国内初確認の害虫です。具体的な被害状況としては、害虫がアカギの葉から吸汁することにより、落葉や葉変色に至り、景観上又は緑陰の喪失という観点から問題となっています。また、害虫の分泌物が住宅の壁や自動車等に落下し、茶褐色の沈着汚れになるという住民生活に直接影響する被害が報告されており、被害対策が急務となっていました。
 本事業では、アカギの害虫被害に適切に対処するために、必要な調査や農薬効果試験等を実施し、被害対処方法の確立を図ることを目的としています。
 

アカギヒメヨコバイの写真

アカギ被害対策検討事業委託業務 業務報告書

沖縄県内で発生している緑化木の病害虫

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 環境部 環境再生課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟4階(北側)
電話:098-866-2064 ファクス:098-866-2497
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。