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更新日:2015年7月17日
ティラピアやグッピー、ブラックバスなどは、もともと沖縄県には生息していなかった外来魚で、食用や観賞用、または釣りの対象魚として持ち込まれ、主に人の手によって、すんでいる場所が拡大しています。
沖縄島では、これまでに22種の外来魚が確認されており、現在沖縄島に生息する純淡水魚種の実に80%以上を占めています。
亜熱帯気候の沖縄県では、冬でも暖かいため、熱帯魚と呼ばれる観賞魚の多くが、自然の川や池に簡単に定着してしまう、という危険性があります。外来魚の中には、繁殖力が強いもの、他の魚との競争に強いもの、水質の悪化に強いものがおり、もともと沖縄にすんでいた魚を追い出してしまっているのです。その結果、沖縄島の中南部では、すんでいる魚が外来魚ばかりになってしまいました。
メダカやタメトモハゼ、ヨシノボリ類など、琉球列島に本来すんでいた魚類を守るためには、外来魚の少ない川や池の環境を、今後も美しく保ち、さらに、外来魚を移植放流しないことが大切です。特に、ペットショップなどで購入した熱帯魚などを続けて飼育できなくなった時、また飼育したくなくなった時に、「川(海)に逃がしてあげよう」という判断をしてしまうことがあるかもしれませんが、それが地域の水生動植物を絶滅させることになるかもしれません。最後まで飼い続けること、もし飼い続けることができなければ、放流以外の適切な措置をとることが、生き物を飼育する人の大きな責任なのです。
外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律) 環境省
写真提供:立原一憲
オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、プレコ、グッピー、カダヤシなどの外来魚を川やダムに放してはいけません!
<問い合わせ先>
沖縄県農林水産部水産課 漁業管理班
那覇市泉崎1-2-2
TEL: 098-866-2300
FAX: 098-866-2679
ウォーキングキャットフィッシュ
ティラピア(カワスズメ・ナイルティラピア・ジルティラピア)
プレコ(マダラロリカリア)
グッピー・カダヤシ
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