水質保全対策事業(耕土流出防止型)の目的

ページ番号1011485  更新日 2024年1月11日

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1.事業の目的

(1)河川・海域の環境保全

沖縄県では降雨により赤土等が河川・海域を赤く染めるいわゆる「赤土等流出」が大きな問題となっています。赤土等の公共水面への流出は、サンゴをはじめとした周辺海域に生息する生物、それを取り巻く自然環境に負担となります。さらに、赤土等流出により、周辺海域における水産業、観光産業への影響も懸念されています。
現在、県内における赤土等の年間流出量のうち、既存農地を発生源とするものの割合が約7割となっており、既存農地において赤土等流出防止対策が十分でない箇所で水質保全対策事業(耕土流出防止型)を実施し、農地からの赤土等流出を抑制することで周辺の自然環境を保全することを目的としています。

(2)良好な営農環境の保全

農地からの赤土等の流出は周辺の自然環境に悪影響を与えるばかりでなく、農家にとって貴重な財産である肥沃な土壌を失うことも意味します。これにより、土壌流出のたびに新しい土を補給する必要があるなど、費用、手間の両面において農家の負担が増大することとなります。水質保全対策事業(耕土流出防止型)の実施により、農業の生産性を維持し、良好な営農環境を保全することができます。

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