• 検索について
  • 組織で探す
  • 文字サイズ・色合い変更
  • ホーム
  • 暮らし・環境
  • 健康・医療・福祉
  • 教育・文化・交流
  • 産業・仕事
  • 社会基盤
  • 県政情報
  • 基地

ここから本文です。

更新日:2022年12月23日

業務内容

特殊病害虫防除事業

 ミカンコミバエ種群及びウリミバエの再侵入防止対策、さつまいも害虫ゾウムシ類の根絶事業等を進めています。

 1.ウリミバエ侵入防止対策

 ウリミバエの再発生を未然に防ぐため、うるま市以南の沖縄本島中南部地域、宮古、八重山群島を対象にウリミバエ不妊虫を放飼しています(4月及び10~3月は4600万頭/週、5月~9月は6400万頭/週)。また再侵入に備えて、県全域に534個のトラップ(オス成虫を捕獲する罠)を設置するとともに寄主となる果実を採取し、寄生を確認する果実調査を年2回実施しています。

 

 ウリミバエ雌雄成虫  torappu

         ウリミバエ成虫                              県全域に設置されているトラップ

    沖縄群島ウリミバエ不妊虫航空放飼スケジュール(PDF:34KB)

  八重山群島ウリミバエ不妊虫航空放飼スケジュール(PDF:60KB)

  宮古群島ウリミバエ不妊虫地上放飼スケジュール(PDF:57KB)

  与那国島ウリミバエ不妊虫地上放飼スケジュール(PDF:29KB)

   

2.ミカンコミバエ侵入防止対策

 

 誘殺板(テックス板)による防除を、沖縄群島、宮古群島及び八重山群島で年4回実施しています。また再侵入の危険性の高い石垣島、西表島の外周地域、与那国島、波照間島、多良間島においては年4回のヘリからの散布防除、石垣港においては年2回の手作業による設置防除を実施しています。

 誘殺板には「危」険の文字が書かれており、ミカンコミバエのオス成虫を引き寄せる物質と少量の殺虫剤がしみこませてあります。誘殺板には触らないようお願いします。※口に入らなければ人体に影響ありません。

   tex mikannko

      木にぶら下げられた誘殺板                             ミカンコミバエ成虫

 ミカンコミバエちらし(PDF:223KB)

    八重山ミカンコミバエ侵入防止航空放飼スケジュール(PDF:34KB)

 ※ ウリミバエ不妊虫及びミカンコミバエの航空放飼と地上放飼のスケジュールは天候その他の理由により

  変更する場合があります。

 

3.イモゾウムシ等根絶対策(久米島町、うるま市津堅島で実施)

(1)イモゾウムシ

 津堅島においては、毎週1回イモゾウムシの密度をおさえるために不妊虫を地上放飼しています。久米島の大原地区でも同様に密度をおさえる為、グンバイヒルガオやノアサガオ等の野生植物の除去と、かんしょ圃場のくずイモの回収を実施しています。

(2)アリモドキゾウムシ

 2001年から久米島で実施してきましたアリモドキゾウムシ駆除の取り組みの結果、2013年4月22日に根絶が確認されました。同様に、2007年から駆除を実施してきました津堅島においても2021年4月28日に本種の根絶が確認されました。不妊虫放飼法による甲虫類の広域的な根絶は、久米島、津堅島両島が世界で唯一の成功事例となります。

 現在、持ち込みなどによる再侵入を防止するため、チラシや講習会などによる啓発や久米島及び津堅島へ直接向かう空港・港での検疫を実施しております。また、津堅島では再発生を防ぐため、本種不妊虫を放飼しています。

 併せて、根絶の状態が維持されていることを確認・証明するため、両島でフェロモントラップ調査及び寄主植物調査などを継続しています。

  imo  arimo

          イモゾウムシ             アリモドキゾウムシ

病害虫の発生予察

さとうきび、野菜類、果樹、水稲などを加害する主要病害虫の「発生時期と量」を予測し、防除の適期や要否の予察情報を提供します。

予察灯調査

<病害虫発生予察調査>病害虫の発生動向を的確に把握するため、県内各地域のほ場における病害虫の発生時期、発生量の調査及び予察、性フェロモントラップなどを利用した調査を実施しています。

予察灯調査

粘着板トラップ<重要病害虫の侵入警戒調査>

輸入農産物の増加、多様化と輸送方法の高度化に伴って、重要病害虫が県内へ侵入する危険性が高くなっています。このため、性フェロモントラップなどを利用して早期発見に努めています。

発生予察情報の作成と提供

定期の調査データに加えて気象予報や蓄積されたデータを検討する専門家による発生予察会議を経て、次のような病害虫発生予察情報を提供します。

1.予報:有害動植物の発生予報を定期的に発表する。

2.警報:重要な有害動植物が大発生することが予想されかつ早急に防除措置を講ずる必要が認められる場合に発表。

3.注意報:重要な有害動植物が多発生することが予想され、かつ早めの防除措置を講ずる必要がある場合に発表。

4.特殊報:新奇な有害動植物を発見した場合及び発生消長に特異的な現象が認められた場合に発表。

5.技術情報:一部地域で発生が懸念される場合の防除技術情報

予察会議写真

         予察情報会議

防除指導/病害虫診断・検査

農業改良普及センターや農協などから持ち込まれた農作物の病害虫や被害について診断し、防除方法を指導しています。また、病害虫の減農薬防除や総合防除など現地適応試験を実施しています。

農薬の安全使用指導

農薬の危害防止と残留農薬のない安全な農産物を生産するため、危害防止の推進、農薬安全使用基準の徹底など農薬の安全かつ適正な使用について指導しています。


また、農薬取り締法に基づく農薬販売業者及び病害虫防除業者の指導取り締りや、農薬の適正な保管と流通について立ち入り検査による指導をしています。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

農林水産部病害虫防除技術センター(代表)

〒902-0072 沖縄県那覇市真地123

電話番号:098-886-3880

FAX番号:098-884-9119

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?