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更新日:2012年8月24日
私たちは、身体拘束が高齢者の行動の自由を奪い、心と体を深く傷つけることを認識し、すべての高齢者の人間としての尊厳が守られ、生活の質が高められるようなケアを実現するため、身体拘束ゼロに向けて全力で取り組むことを宣言します。
平成16年1月28日
沖縄県身体拘束ゼロ作戦推進会議
OkinawaDeclarationforthePhysicalRestraintEliminationCampaignPhysicallyrestrainingtheelderlydeprivesthemoftheirfreedomofactionandcausesseriousphysicalandpsychologicalharm.Inordertoensureabetterqualityoflifethroughimprovedcareandtoprotectthedignityoftheelderly,weherebydeclarethatwewilldedicateallofourstrengthtoeliminatingthiskindofphysicalrestraint.
平成12年4月の介護保険制度のスタートに伴い、高齢者が利用する介護保険施設等では身体拘束が原則として禁止され、沖縄県内でも、介護の現場で身体拘束ゼロへ向けた取り組みが進められています。
私たちは、このような機運の高まりをより確実なものとし、高齢者の介護に携わるすべての人々の身体拘束ゼロを目指した取り組みを推進・支援するための決意として「身体拘束ゼロおきなわ宣言」を行うこととしました。
この宣言は、高齢者の介護に携わる人々はもとより、利用者やそのご家族をはじめ、すべての県民が一体となって「身体拘束ゼロを目指した取り組み」を進めるとともに、この取り組みを利用者の立場に立った高齢者介護の確立につなげていくことを目指したものです。
ともすれば、「安全確保」を理由としてこれまで行われてきた身体拘束を利用者の立場から見つめなおし、身体拘束が人間としての尊厳を侵し、痛みや苦しみ、悲しみといった精神的苦痛を与えるとともに、高齢者の身体機能の低下を招く恐れのあることを認識し、身体拘束をしないケアの実現にチャレンジしていくことが、高齢者の生活の質を高めることにつながるものと確信します。
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