ホーム > 第1回ちゅらうちなー草の根平和貢献賞受賞者の決定について
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更新日:2019年12月13日
ちゅらうちなー草の根平和貢献賞は、県内において平和につながる身近な社会貢献活動に取り組む方々を2年に一度表彰し、平和で豊かな地域社会の実現に寄与すること、及び平和に関する県民意識の高揚を図ることを目的として、今年の8月に創設しました。
9月から2ヶ月間、公募により候補者を募ったところ21候補者の推薦があり、選考委員会の審査を経て、一般部門、学校関係部門それぞれ3者、計6者の受賞者を知事が決定しました。
【表彰理由】 特定非営利活動法人うらおそい歴史ガイド友の会は、浦添地域の史跡や文化財とともに、激戦地である前田高地を案内して、市民に留まらず県民、観光客、とりわけ次代の担い手である子どもたちに戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えています。
戦後74年が経過し戦争体験者が減少する中、戦争体験を語り継ぎながらガイドを育成し、新たな平和の価値創造について考える取組みは、次世代への歴史的教訓の継承に貢献するものであると考えます。
市民の発意に基づき、継続的かつ地道な活動の実績は、県内各地域の社会貢献活動の発展に大きく寄与する礎と言えます。
【表彰理由】 つしま丸児童合唱団及び那覇少年少女合唱団は、学校という枠を超え、幅広い年齢層の児童・生徒が、地域での活動や歌を通して平和を学び、沖縄全戦没者追悼式や対馬丸慰霊祭など多くの平和を求める行事で成果を披露しています。
式典を支える裏方の役割でありますが、その清らかな歌声は、人々に安らかな心の和みや感動を与えるとともに、平和の尊さと戦争の悲惨さを次世代へ継承する意義の重みを感じさせます。
地域に根ざした息の長いこのような活動は、全ての人々が、平和の大切さを改めて考える契機となり、少年少女が行う草の根平和活動として評価できます。
【表彰理由】 恩納村立安富祖中学校1年1組は、学校の中の学びに終始せず、「戦争めし」を実際に野外で体験し、慰霊祭へ参加するなど工夫を凝らした学びを実践しています。
戦争体験の聞き取りでは、全員が涙するなど生徒自身が戦争の悲惨さを深く感じたことが伺えます。
学んだことに自らの意見を付け加え、地域の方々の前で発表したことにより、家庭・地域・学校が一体となった取組みとなったことは非常に意義深いものであります。
戦争体験者との交流等を通した積極的で主体性のある平和学習は、戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代へ継承するための見本となる取組みであります。
【表彰理由】 沖縄・長崎・広島から平和を考える学び合いは、原爆の恐ろしい被害を受けた広島、長崎、苛烈な地上戦を経験した沖縄の学生や、戦争の実相に高い関心を持つ学生が集い、沖縄を舞台に「平和を考える学び合い」を7年以上継続して実施しています。
チビチリガマなど県内の戦跡巡りや戦争体験者からの傾聴、意見発表など充実した内容であり、学生活動のモデルにもなり得ます。
「平和」を考えるうえで重要な位置付けにある地域を結ぶ活動は、意義あることであり、互いの歴史を通して平和への理解と絆を深め、次世代へ継承するネットワーク構築の期待が持てるものとして評価できます。
日 時 : 令和元年12月26日(木) 午前11時~正午
場 所 : 沖縄県庁1階 県民ホール
~多くの県民の皆様のご参加をよろしくお願いいたします~
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