第10回沖縄平和賞受賞者(2020年)特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)

ページ番号1008324  更新日 2024年1月11日

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贈賞理由

特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)(以下「JANIC」という。)は、日本の国際協力NGOの発展の時代といわれたさなかの1987年、NGO間の情報共有と社会への発信力強化のため、NGOのネットワーク組織である「NGO活動推進センター」として設立されました。
今では正会員101団体が加盟する日本有数のネットワークNGOへと成長したJANICは、フィリピン、カンボジア、ネパールなどのアジア太平洋地域において紛争や貧困、環境破壊などの社会課題の解決に取り組むNGOを後方支援しており、国内外の多岐にわたる団体と団体、市民と市民を繋ぐという、市民社会の成熟のために非常に重要な役割を担っております。
特に、日本の国際協力NGOセクター全体のリーダー及び推進役として活動範囲の幅を広げ、NGOの能力強化、政策提言、政府との交渉など、国際協力NGOセクター全体の調整・仲介を通じて、NGOや市民社会がより真価を発揮するためのインフラストラクチャーを形成する上でのJANICの貢献は多大なものがあります。
また、中長期計画の「JANICビジョン2022」では、「日本社会においてNGOが社会を構成するセクターのひとつとして欠かせない存在となり、確固たる地位を築いていくこと」を目標としており、NGOの課題に向き合い地道な支援を継続していくことで国際協力NGOセクター全体を盛り上げ、未来を見据えながらこれからの国際協力NGOセクターの「あるべき姿」を築き上げていく取り組みは、アジア太平洋地域における国際協力NGOの更なる発展を期待させるものです。
JANICは、「NGOの力を最大化する」をスローガンとして掲げ、そのネットワーク力を活用し、アジアを中心として地球規模の貧困や環境問題に取り組む日本のNGOの活動を長年にわたって支え、世界の平和と人間の安全保障の実現に貢献してきた功績があり、沖縄平和賞委員会は、沖縄平和賞の理念に合致し顕彰に最も相応しいものと評価して、第10回沖縄平和賞受賞者に決定しました。

沖縄平和賞選考委員会

  • 委員長 小宮山 宏(株式会社三菱総合研究所 理事長)
  • 副委員長 仲地 清(名桜大学 名誉教授)
  •  西田 睦(琉球大学 学長)
  •  山里 勝己(名桜大学 特任教授)
  •  川端 義明(元NHKキャスター)
  •  渡部 真由美(元国連職員)
  •  瀬谷 ルミ子(Reach Alternatives 理事長)
  •  遠藤 誠治(成蹊大学法学部 教授)
  •  モンテ カセム(大学院大学至善館 学長)

※肩書は当時

イラスト:沖縄平和賞のロゴマーク

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