西表島観光管理計画の策定

ページ番号1004849  更新日 2024年1月11日

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概要

西表島における持続可能な観光を実現し、世界遺産委員会からの観光管理に係る要請事項にも対応するため、自然環境・観光関連の専門家等よる検討や地域関係者等との協議を踏まえ、今般、「持続可能な西表島のための来訪者管理基本計画(令和2年1月策定)」を改定し、「西表島観光管理計画(以下、「管理計画」という。)」を策定しました。

策定主体

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産地域連絡会議 西表島部会

※世界自然遺産地域の保全管理のため、関係行政機関・地域関係団体により構成される地域ごとの会議体(詳細は参考資料1及び参考資料2参照)

検討主体

西表島の観光管理計画改定のための作業部会

  • 西表島の自然環境や観光関連の専門家、観光関連事業者等から構成(詳細は参考資料3参照)
  • 令和3年10月から令和4年12月にかけて計4回の作業部会を開催

計画のポイント

  1. 世界自然遺産地域内では、エコツーリズム推進法に基づく立入規制と、竹富町観光案内人条例に基づくガイドの免許制度の2つの法的拘束力を持った規制を行う。
  2. 西表島全体の入域観光客数については、急激な観光客の増加による影響を最小限に抑えるため、以下の管理基準を設定し、情報発信や誘導的な手法等により管理を行う。

年間の管理基準 (基準年:令和元年入域観光客数290,313人)

  • 年間入域観光客数を前年比1割以上増加させない。
  • 年間入域観光客数33万人を上限とする。

1日当たりの管理基準

1日当たり1,200人を上限とする。

  1. 観光利用に起因するヤマネコ等のロードキル対策として、道路交通法の遵守を促す取組や普及啓発の強化を図り、今後は入域観光客と交通事故の関係についても分析し、より効果的な対策を検討する。
  2. 利用者負担制度(「竹富町訪問税(仮)」)の導入による管理に必要な体制等の強化や、グッドプラクティス選定・支援制度(「エコ認証制度」(仮))の導入によるインセンティブの付与等により、責任ある観光に向けた取組を促すとともに観光による多面的価値の向上につなげる。
  3. モニタリング評価委員会の設置により、定期的に西表島の観光管理に係るモニタリング指標の確認、評価、対策の検討を行う。

関連資料

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 環境部 自然保護課
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