ホーム > 組織で探す > 保健医療部 ワクチン・検査推進課 > サル痘
ここから本文です。
更新日:2022年10月28日
サル痘は、サル痘ウイルス感染により発熱、頭痛、リンパ節腫脹等をおこす急性発疹性疾患です。感染症法では4類感染症に分類されています。
1970年にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカから西アフリカにかけて流行していましたが、2022年5月以降、欧州や北米等で報告が相次いでいます。2022年日本時間の7月23日の世界保健機関(WHO)の発表では、75の国や地域から16,000例以上の患者報告があり、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
国内では、感染症発生動向調査において、集計が開始された2003年以降、これまで患者の報告はありませんでしたが、2022年7月25日に国内1例目となるサル痘患者の報告がありました。
潜伏期間は通常6~13日(最大5~21日)で、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、発熱の1~3日後に発疹がみられます。
多くの場合自然軽快しますが、小児や患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。
治療は対症療法になります。
予防法として天然痘ワクチン(種痘)が有効とされていますが、国内では1976年に小児への種痘が中止されています。天然痘は1980年にWHOから根絶宣言がされています。マスク着用、咳エチケット、手指衛生が大切になります。
厚生労働省作成パンフレット(日本語)
厚生労働省作成パンフレット(英語)
↓↓PDFファイルはこちら↓↓
「サル痘とは?」(厚生労働省作成パンフレット)(PDF:126KB)
Q.サル痘を疑う症状が見られた場合どうすればよいですか?
A.最寄りの医療機関にご相談してください。その際は、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をしてください
Q.医療機関に向かう場合はどうすればよいですか?
A.公共交通機関は避け、自家用車など他人との接触をなるべく避けられる交通手段が望ましいです。やむを得ず公共交通機関を利用する場合には、マスクの着用、皮膚の病変がある場合には、衣服やガーゼ等で皮膚をおおってください。その際は、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他人との接触を避けるよう行動することが望ましいです
Q.サル痘の検査はどのように行うのですか?
A.受診した医療機関で医師がサル痘を疑った場合に、検体を採取し、県の衛生環境研究所で検査を行います
衛生環境研究所ではサル痘ウイルスのPCR検査(遺伝子の検査)を行います
Q.検査に必要な検体は何ですか?
A.皮膚病変になります。皮膚の病期にもよりますが、水疱や痂皮(いわゆる「かさぶた」)などになります
また、咽頭ぬぐい液も用いることがあります
県内でサル痘を疑う患者が発生した際の対応は以下のようになります
これまでの厚生労働省からの通知を掲載しています
1.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年5月20日)(PDF:293KB)
2.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年6月1日)(PDF:1,053KB)
3.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年6月17日)(PDF:1,150KB)
4.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年7月6日)(PDF:1,078KB)
5.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年7月19日)(PDF:1,165KB)
6.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年8月10日)(PDF:887KB)
7.サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年10月6日)(PDF:885KB)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください