ホーム > 組織で探す > 保健医療部 中部保健所 > 歯科保健について > 11月14日は世界糖尿病デー ~糖尿病と歯周病の関係~
ここから本文です。
更新日:2023年11月17日
・糖尿病週間の期間中(11月12日~11月18日)、保健所正面入り口近くでポスターを掲示しています。
・11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために、1991年にIDF(国連糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192ヵ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。
・世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われているシンボルマークです。国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、‘Unite for Diabetes‘(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。
・世界糖尿病デー:11月14日(火)
・第59回全国糖尿病週間:11月12日(日)~18日(土)
・アドポカシー~偏見にNO!~
<アドポカシー>
・アドボカシーとは、「権利擁護」や「代弁」などという意味を持つ言葉。
・糖尿病領域においては、患者の権利を守り、不当な偏見をなくすために医療者と患者が共に行政や社会の理解 を得るために行う活動のこと。
・歯周病の炎症によって出てくる物質が、インスリンの血糖値をコントロールする働きを妨げて、糖尿病の状態を悪くすると言われています。歯周病で歯に痛みがあったり、歯を抜いたままの状態では、バランスのよい食事ができなくなり、糖尿病の食事療法が正しく進められなくなります。この悪循環を断ち切るために、糖尿病と歯周病の治療が必要です。
・糖尿病治療は、これまでの薬物療法、運動療法、食事療法の3本柱から、禁煙と歯周病治療を加えた5本柱へとシフトしています。歯周病の治療は、自宅におけるセルフケア(歯ブラシ、歯間清掃具を使った歯磨き)と歯科医院でのプロフェッショナルケア(歯石除去や歯周組織のコントロール)が必要です。糖尿病と歯周病は表裏一体です。医科のみではなく、かかりつけ歯科医も決めて取り組みましょう。治療後も、定期的な受診がとても重要となります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください