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更新日:2022年11月28日
・11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために、1991年にIDF(国連糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192ヵ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。
・世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われているシンボルマークです。国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、‘Unite for Diabetes‘(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。
・歯周病の炎症によって出てくる物質が、インスリンの血糖値をコントロールする働きを妨げて、糖尿病の状態を悪くすると言われています。歯周病で歯に痛みがあったり、歯を抜いたままの状態では、バランスのよい食事ができなくなり、糖尿病の食事療法が正しく進められなくなります。この悪循環を断ち切るために、糖尿病と歯周病の治療が必要です。
・糖尿病治療は、これまでの薬物療法、運動療法、食事療法の3本柱から、禁煙と歯周病治療を加えた5本柱へとシフトしています。歯周病の治療は、自宅におけるセルフケア(歯ブラシ、歯間清掃具を使った歯磨き)と歯科医院でのプロフェッショナルケア(歯石除去や歯周組織のコントロール)が必要です。糖尿病と歯周病は表裏一体です。医科のみではなく、かかりつけ歯科医も決めて取り組みましょう。治療後も、定期的な受診がとても重要となります。
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