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更新日:2022年10月12日
沖縄県は、「台風銀座」と呼ばれるように、毎年のように数多くの台風が来襲し、波浪・高潮による被害を度々受けるため、海岸域の防護機能を主な目的とした強固な保全施設が築造されてきました。一方で、沿岸の開発や防護施設による海流の変化の影響と考えられる砂浜の喪失が近年になって顕在化しつつあり、これまでの直立護岸のような防護最優先の整備だけではなく、地域の特性・自然景観・利用者・生物に配慮した海岸環境の再整備が求められています。
このような状況の中、本県の海岸整備は、「琉球諸島沿岸海岸保全基本計画」(平成15年4月24日策定)に基づき、台風時の高波などから県土を防護しつつ、生態系や景観、バリアフリー等に配慮した美しく魅力ある沖縄らしい海岸としていくことを基本としています。
管内の海岸においても、高潮対策事業として高潮、津波、波浪等による被害が発生する恐れのある地域の護岸の新設・改良を行うだけでなく、面的防護方式による海浜、離岸堤等を配置し、海辺へのアクセスや景観、眺望、環境にも優れた質の高い海岸整備に取り組んでいます。
事業延長 | 720m |
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事業年度 | 平成26年度~令和6年度 |
全体事業費 | 469百万円 |
進歩率 | 75.2%(R4.3月) |
有銘海岸は、本島北部の東村に位置し、有銘湾に面した海岸沿いには国道331号が走っており、その背後には有銘集落が隣接している。当海岸は、近年の台風により、護岸崩壊、背後の集落で床上・床下浸水被害が発生し住民の生活に影響を及ぼした。このような状況から、高潮等による越波被害を防止するために、海岸保全施設を整備する。
有銘海岸の景観(平成29年7月)
事業延長 | 800m |
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整備内容 | 護岸、突堤、養浜、植栽 |
事業年度 | 平成28年度~令和4年度 |
全体事業費 | 2,494百万円 |
進歩率 | 100%(R4.9月) |
当海岸は、金武町のギンバル訓練場跡地に位置しており、金武湾に面しています。金武町による背後の海浜公園整備事業と連携し、海岸環境整備事業により県民及び観光客が活用できるように海岸整備を行いました。
金武湾港海岸(ギンバル地区)の景観(令和4年9月)
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