美ら島沖縄 vol.501

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


>> P.8

8美ら島沖縄2017.6沖縄防災情報ポータルHTTP://WWW.BOUSAI.OKINAWA.JP/ハイサイ!防災で〜びる問い合わせ県立埋蔵文化財センター電話:098ー835ー8752FAX:098ー835ー8754「沖縄県の戦争遺跡」パネル展の開催~遺跡が語る戦争~戦争遺跡とは、近代以降の戦争で使用された陣地・防空壕などや、被害を受けた民間施設のことを指します。アジア・太平洋戦争の中で日本国内における最大の地上戦が行われた沖縄県には、数多くの戦争遺跡が残されています。3戦争遺跡の重要性現代を生きる私たちには戦争の悲惨さ、平和のありがたさを後世に伝える責務があります。戦争遺跡を訪ね、証言や説明を聞くとともに、戦争遺跡について調べ、そこで起こった出来事を学ぶことは、郷土の歴史や平和学習の上で大きな効果をもたらすと考えられます。戦争体験者が年々減少する中で、戦争の記憶風化を防ぐため、戦争遺跡の存在は物言わぬ語り部として、今後よりいっそう重要性が増して行くでしょう。そのためにも、戦争遺跡を保存することは大事なことです。2調査の経緯沖縄県立埋蔵文化財センターでは、文化庁の補助を受けて平成22~26年度までの5ヵ年にわたって戦争遺跡詳細確認調査を実施しました。その結果、遺跡は1,077ヵ所(平成26年度現在)を数えました。4パネル展開催の意義戦争遺跡を今日に活かすためには、聞き取り調査や文献資料の収集、考古学的調査などにより情報を収集した上で、その歴史的な位置付けを明らかにし、あらゆる機会を通じてこれを県民のみなさまに伝えていくことが重要です。今回のパネル展は、本県歴史の大きな転換期である沖縄戦を理解する一助となるとともに、戦争遺跡の重要性が広く認識され、その保存・活用の機運が高まることを期待して開催いたします。会期/平成29年6月6日(火)~7月2日(日)会場/県立埋蔵文化財センターエントランスホール時間/9:00~17:00(入所16:30まで)関連講座/平成29年7月1日(土)14:00~16:00講師/吉浜忍(沖縄国際大学教授)入所料/無料休所日/月曜・祝日(慰霊の日は開所)住所/西原町字上原193-7案内/詳しくは当センターHPをご覧ください。沖縄県の戦争遺跡パネル展高良の掩体壕跡(那覇市)チビチリガマ(読谷村)旧西原村役場壕跡(西原町)平敷屋砲台跡(うるま市)1戦争遺跡とは1県の動き


<< | < | > | >>