美ら島沖縄 vol.518

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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特集1県では、航空関連産業クラスターの形成を経済政策(アジア経済戦略構想)の重点戦略に位置づけています。その拠点施設となる航空機整備施設が平成30年11月1日に供用開始します。いよいよ整備専門会社による事業が始まります。今後、関連産業の集積を図る取り組みを推進するほか、アジアとの高速物流を実現する沖縄国際物流ハブと連携して、増大するアジア〈図4施設平面図〉〈図5機体塗装〉〈図3位置図〉のニーズを取り込み、沖縄、日本の航空関連産業の発展に貢献していきます。航空旅客需要の増大により世界の航空機数は今後20年で倍増(図1)し、これに伴い、航空機整備需要もアジアを中心に著しく増加することが予測されています。(図2)また那覇空港は、豊富な国内路線数を有するとともに、国際線やLCCの就航も急増していて、第2滑走路が整備され、更なる需要拡大が見込まれます。こうした状況を踏まえ、県では、那覇空港内滑走路側(図3)に航空機整備施設を整備し、関連する企業の誘致を図り、航空関連産業クラスターの形成に取り組みます。施設の規模は、幅約190メートル、奥行き約100メートル、高さ約33メートルとなっており、大・中型機1機、小型機3機が格納できる大きさです。(図4)当該施設では、航空機の整備を行うほか、大型格納庫においては、航空機体への特別塗装も行うことができます。(図5)※MROとはMAINTENANCE(整備)、REPAIR(修理)、OVERHAUL(オーバーホール)の略で「航空機整備」のこと。アジアのニーズを取り込む航空関連産業クラスターなぜ航空関連産業クラスター形成を進めるの?航空機整備施設って何?沖縄の新たな挑戦〜那覇空港エリアに新たな産業集積を目指します!〜航空関連産業クラスターの核となる航空機整備事業が開始します。〈図2アジアのMRO需要見通し〉(出典:OLIVERWYMAN2015-2025GLOBALFLEET&MROMARKETFORECASTをもとに沖縄県作成)10年で1.9倍051015202530354020152017201920212023202518.322.323.827.830.334.8〈図1世界の航空機数予想〉010,00020,00030,00040,00050,0006,35016,16028,27016,97020152035■アジア■その他単位:10億・USドル単位:機(出典:ボーイング「CURRENTMARKETOUTLOOK2016-2035」をもとに沖縄県作成)「(C)DIGITALGLOBE」写真提供:沖縄総合事務局写真提供:ANA4美ら島沖縄2018.11


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