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3県の動き問い合わせ県糖業農産課電話:098-866-2275FAX:098-866-6339黒糖の原材料は、沖縄のイメージのひとつにもなっている「さとうきび」です。沖縄では、亜熱帯の気候を活かして古くからさとうきびが栽培され、黒糖が作られてきました。さとうきびは、現在も県内のほぼ全域で栽培されており、生産農家以外にも製糖業、運輸業、機械関連産業など地域への経済波及効果も大きいことから、沖縄県にとって重要な基幹作物となっています。こうした中、現在も黒糖を製造する大きな製糖工場が稼働しているのは、伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の八つの小規模離島だけで、これらの離島では、さとうきび生産と黒糖の製造が地域経済を支えています。黒糖の生産に支えられる島々さとうきびは、糖分が多くなる12月から4月頃にかけて収穫時期を迎えます。収穫されたさとうきびは、時間が経つと品質が低下するため、すぐに島内の製糖工場へ運ばれます。工場に運ばれたさとうきびは、汁を搾り、不純物を取り除いた後、加熱して濃縮していきます。その後、撹拌しながら空気を含ませて冷却すると、黒糖ができあがります。八つの島で作られる黒糖は、原材料がさとうきび100%の純粋な黒糖です。八つの島の純粋な黒糖は、「沖縄黒糖」として地域団体商標を取得し、「本場の本物」として認定されたこだわりの伝統の味を守り続けています。黒糖は、さとうきびだけで出来ています!各島の黒糖は、同じさとうきびが原材料ですが、八つの島で同じ黒糖はありません。それは、島ごとに、さとうきびの品種、土の種類、気候、製造方法などが違うことによって、黒糖の味、風味、食感、色などに特色が生まれるからです。各島の自然の恵みと島人の思いが凝縮された自慢の黒糖。食べ比べて自分好みの黒糖を見つけてみませんか?個性いろいろ八つの島の「沖縄黒糖」沖縄県含みつ糖対策協議会では、離島地域を支える「沖縄黒糖」の魅力を多くの方に知ってもらうために、毎年5月10日の「黒糖の日」に、関係機関と連携してイベントを開催しています。今年のイベント開催場所や時間については、県糖業農産課や沖縄県黒砂糖協同組合のホームページ(HTTP://WWW.OKINAWA-KUROZATOU.OR.JP)等で告知しますので、是非、イベント会場へ足を運んで今年の新糖をご賞味ください!消費拡大に向けて5月10日は黒糖の日!「沖縄黒糖Ⓡ」は、さとうきび100%の証です沖縄県含みつ糖対策協議会では、黒糖の販売が本格的に始まる時期にあたる5月10日を「黒糖の日」と定め、「沖縄黒糖」の消費拡大に取り組んでいます。かくはん便利な暮らし、よりよい社会へ!始まりました!マイナンバー情報連携16美ら島沖縄2018.4