美ら島沖縄 vol.511

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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便利な暮らし、よりよい社会へ!始まりました!マイナンバー情報連携問い合わせ県園芸振興課電話:098-866-2266FAX:098-866-8689「サンドルチェ」の名称は、SUN(太陽:英語)とDOLCE(甘い、甘美な:イタリア語)からなる造語です。「沖農P17」の果汁糖度が19度以上と従来の品種と比べ非常に高いことから、スイーツの様なイメージのネーミングとし、沖縄県ブランド品種の名称として商標登録を行いました。「サンドルチェ」の名称と一緒に、視覚的なイメージを作り上げるため、シンボルデザインの開発も行いました。パインアップルの形状を連想させるよう、幾何学模様をシンボル化し、太陽と葉を表現する形をモチーフにデザイン化しました。また、ドルチェの甘いイメージを表現するため、とろけた形状を一部で表現し、色味や形状を特徴的にする事で、今までに無い個性的なデザインとしました。沖縄県では、開発したこのシンボルデザインと商標を活用し、昨年度から「サンドルチェ」の販売促進活動を展開してきました。「サンドルチェ」のブランドイメージを損なわないように、収穫時期、着色歩合による収穫の目安、果実重や外観といった出荷規格等についてガイドラインを設定し、その基準を満たした果実について「サンドルチェ」の商標名の使用を認めるようにしました。そうすることで「サンドルチェ」の品質を守り、差別化を図りながら今後のブランド展開に繋げるように取り組んでいます。昨年度は石垣市の産地協議会と連携しJAファーマーズマーケットで試食販売を行いました。また東京の仲卸業者を集めての試食会も開催し、食味の評価も非常に高く今後の販売に期待が持てる結果となりました。パインアップルは、種苗の増殖に時間が掛かるため急に生産拡大する事が難しいのですが、沖縄県では種苗増殖や販売促進、産地協議会の活動支援、栽培技術の試験研究など様々な事業を活用しながら市町村やJA、産地協議会と連携し「サンドルチェ(沖農P17)」の種苗増殖と普及に取り組んでいるところです。これから「サンドルチェ」の名前を目にする機会が増えてくると思いますので、太陽の甘美な果実「サンドルチェ」をぜひ味わってみてください。シンボルデザインの開発出荷規格の設定と販促活動生産振興についてサンドルチェ名前の由来サンドルチェのブランド展開新品種商標登録された「サンドルチェ」シンボルデザイン石垣市での試食販売の様子販売された「サンドルチェ」苗増殖ぜひ味わってみてね♪美ら島沖縄2018.47


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