美ら島沖縄 vol.503

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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8美ら島沖縄2017.8問い合わせ県平和援護・男女参画課電話:098ー866ー2500FAX:098ー866ー2589一般焼香の様子「平和の詩」を朗読する上原愛音さん翁長知事による「平和宣言」式典には、来賓の安倍内閣総理大臣、大島衆議院議長、伊達参議院議長及び県内外から遺族関係者など、約4,900人が参列しました。式典では、追悼のことば、平和宣言、「平和の詩」の朗読や来賓のあいさつ等がありました。安倍首相は、追悼式典の来賓あいさつの中で、「我が国は、戦後一貫して、平和を重んじる国として、ひたすらに歩んでまいりました。戦争の惨禍を決して繰り返してはならない。この決然たる誓いを貫き、万人が心豊かに暮らせる世の中を実現する。そのことに不断の努力を重ねていくことを、改めて、御霊にお誓い申し上げます。」と述べられました。大島衆議院議長及び伊達参議院議長も戦没者の追悼と平和に対する思いを述べられました。また、式典終了後は、一般焼香が行われ、参列者の方々は戦没者の御霊に手を合わせ、戦没者の追悼と恒久平和を祈念されました。翁長知事は、平和宣言において、「慰霊の日に当たり、戦争の犠牲になった多くの御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、平和を希求する沖縄の心を世界へ発信し、恒久平和の実現に向け取り組んでいくこと」を宣言しました。沖縄県立宮古高等学校3年生の上原愛音さんは「誓い〜私達のおばあに寄せて」と題して、平和学習を重ねてきた県民には、世界が平和になるために行動する力があるとの思いを表現し、「ここに誓おう。私は、私達は、この国はこの世界はきっと愛しい人を守り抜くことができる。この地から私達は平和の使者になることができる。」と、世界の平和を願う気持ちを詩で朗読しました。追悼式典の当日は、沖縄県遺族連合会の主催により、第56回平和祈願慰霊大行進が行われ、遺族関係者約850人が南部の激戦地を行進することで、戦争の悲惨さを改めて認識し、世界の恒久平和を祈願しました。また、同連合会の宮城篤正会長は、式典における追悼のことばで、「二度と悲惨な歴史を繰り返さぬよう戦争から学んだ教訓と平和の尊さを次世代に継承し、恒久平和に向けて尚一層精進する」と述べられました。平和祈願慰霊大行進3慰霊の日の関連行事2平和宣言と平和の詩1沖縄全戦没者追悼式沖縄全戦没者追悼式6月23日は「慰霊の日」です。県では、沖縄戦で犠牲となった戦没者の御霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を願う沖縄の心を発信する目的で、糸満市摩文仁の平和祈念公園において「平成29年沖縄全戦没者追悼式」を開催しました。平成29年


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