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結核は昔の病気だというイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。平成26年、全国では約2万人の人が新しく結核患者として登録されました。平成27年には沖縄県では214人が新しく登録されました。うち、60歳以上が占める割合が76.3%ですが、0歳~59歳の新規患者は51人です。結核は高齢者だけの病気でもないのです。お問い合わせ県健康長寿課電話:098ー866ー2209FAX:098ー866ー2289沖縄県はどんな状況なの?結核を発病すると、熱が出て、咳やたんが続きます。また、全身がだるくなり、食欲がなくなるため痩せてきます。そのまま放っておくと結核菌が肺などに穴を空けて、最悪の場合は死に至ります。そうならない為にも早めの治療が大切です。結核は決められた数種類の薬を一般的に6~9ヶ月間かかさず飲むことで治すことができます。咳が2週間以上続く、たん、熱(微熱)、体重減少などが続く場合は病院を受診するか、最寄りの保健所に相談してください。こんな症状が現れたら、早めに医療機関を受診してください。結核とは、結核菌が原因で起こる病気です。結核菌が体内に入った状態を「感染」といい、体内に入った結核菌が活動をはじめ症状がでることを「発病」といいます。結核の症状は、咳、熱(微熱)、だるさ、体重減少等です。結核は、結核菌を含んだしぶきが「咳」や「くしゃみ」と一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が吸い込んで起こる「空気感染」で感染します。咳、たん、微熱、だるさが2週間以上続くときは要注意!!結核ってどんな病気なの?長引く咳は赤信号!!VOL.28●2015年(平成27年)沖縄県における結核患者の新登録状況2015年新登録患者数、罹患率ともに減少しました。(全国15.4:H26年)新登録者数結核罹患率(人口10万対)2011年(平成23年)26919.22012年(平成24年)29921.22013年(平成25年)25117.72014年(平成26年)24116.92015年(平成27年)21415.0シールぼうや熱中症からカラダを守ろう!9美ら島沖縄2016.8