美ら島沖縄 vol.473

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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「闇夜に浮かぶ・光のじゅうたん」イルミネーションのような電照菊道の駅いとまん糸満市物産センター「遊食来」☎098-992-1030ゆくらムラ自慢シマ自慢⑩わんがイチバン!シリーズ連載糸満市ITOMAN農水商工のバランスがとれたつながりの豊かなまち沖縄本島最南端に位置する糸満市。古くから漁業が盛んで、県内唯一の第3種漁港(*)を有する海人のまち。旧暦の5月に豊漁を祈願して行われる爬龍船競漕・糸満ハーレーは、漁師町ならではの伝統ある名物イベントで、舞台となる漁港では海の男たちの熱い闘いが繰り広げられ、町中が賑わいます。一方、農業も盛んで県内一の生産量を誇る人参は、「美らキャロット」と名付けられブランド化が図られているほか、ゴーヤー、レタス、パッションフルーツ、小菊なども拠点産地に認定。自然の恵み多き地としてその名を響かせています。近年は西崎の工業団地をはじめ、潮崎町の商業施設の新設などでも賑わいを見せる糸満市。今後は市を支える農水商工の連携による事業や商品開発とともに、沿岸環境の保全などの課題に取り組み、さらなる漁業の振興を目指す水産業に期待が高まっています。*その利用範囲が全国的なもので、農林水産大臣が指定した漁港商品のお問い合せは皮には人参ペーストを練り込み、具には千切り人参と野菜がたっぷりの「美らキャロット餃子」。あっさりしたジューシーな味わいが評判。糸満特産の美らキャロットやアセロラ、塩を使った「沖縄かりんとう」。甘さ控えめで、心地よい食感が人気。3種セット、個別でも販売。美らキャロットににんにくやシークヮーサーを加えた「美らキャロット入り万能だれ」。肉料理や温野菜など、さまざまな料理にぴったり。はりゅう糸満市これがイチバン小菊の生産量日本一を支えています糸満市の小菊の生産量は、約4,300万本(平成24年度調べ)で県内一を誇り、小菊の生産量日本一の沖縄を大きく支えています。生産時期は他の産地の出荷が減少する11月頃から5月頃までで、正月用に本土向けに出荷される様子は年末のローカルニュースなどでもお馴染み。市内の菊農家では正月や3月彼岸の出荷に合わせて開花時期をコントロールするために、夜間に電球によって畑を照らし、人工的に日照時間を長くする電照栽培が行われています。ライトアップされた畑の光景は今や季節の風物詩になっています。NO.1NIPPON-ICHI出荷の時期が近づき、つぼみが膨らみ始めた小菊たち3月25日(水)~29日(日)美ら島沖縄2015.217


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