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仕掛けた網カゴを引き上げ車エビを収穫する様子。海洋深層水を使った海洋温度差発電実証設備ムラ自慢シマ自慢⑨わんがイチバン!シリーズ連載久米島町KUMEJIMA自然のパワーに満たされた表情豊かな球美の島琉球王朝時代、琉球で最も美しい島と讃えられ「球美の島」と呼ばれたことが、その名の由来になったという久米島。サンゴ礁の海に囲まれた起伏に富んだ島は今なお、その美しさを誇り、冬場には、その豊かな自然のもとで東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプが開催され、賑わいを見せます。近年は、日本最大級の海洋深層水の取水設備があることでも注目を集めています。平成12年から設備が稼働し、海洋深層水を利用したさまざまな商品が生みだされ、島の主要産業へと成長。車エビの養殖でもその力を発揮し、生産量日本一を支えています。加えて現在、海洋深層水の温度差を利用した発電の実証実験が行われているのをはじめ、農業や水産業でのさらなる複合的な利用が期待され、その展開は注目の的。今後も大いなる自然の恵みを活かし、ダイナミックに成長し続ける久米島から目が離せません。統一ブランド商品「沖縄久米島印」久米島町内の加工食品や飲料品10品の包装デザインを統一し、2013年より久米島ブランドとして売り出し中。泡盛や海洋深層水で作った塩、健康飲料、菓子など、好みで組み合わせることができ贈答品としても喜ばれている。販売元:久米島物産公社☎098-985-3636お問合せ:久米島商工会☎098-985-2630久米島町これがイチバン車エビの生産量日本一県内初の車エビの養殖が久米島で行われるようになったのは昭和49年。以来、試行錯誤を重ね、今では年間210~240トンの生産量を誇り、堂々の日本一。さらに、海洋深層水を使うことで稚エビの育成も可能になり、県内各地の養殖場に稚エビを出荷するなど、久米島のみならず沖縄の車エビ養殖を支えています。車エビの収穫は11月から7月頃まで続き、そのほとんどが本土向けに出荷。昨年は台風で養殖場に被害が出たものの、現在、順調な回復を見せています。NO.1NIPPON-ICHIプリッとした新鮮な車エビはお刺身でも、フライでも抜群の美味しさお酒を飲まない日をつくろう!美ら島沖縄2015.117