美ら島沖縄 vol.470

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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いにしえの暮らしのなかで育まれた素朴な勝負ごとが魅力ある資源に。地域の住民がこぞって参加し行われる大綱引きやハーリーなどの伝統行事をはじめ、迫力ある闘牛や、ヒージャーオーラセー(闘山羊)、独特の走りを競う馬ハラセー、さらにやまいもの大きさを競うやまいも勝負(スーブ)、沖縄の伝統将棋といわれる象棋(チュンジー)など、沖縄には古くからユニークな勝負ごとが暮らしのなかに息づき、人々を楽しませてきました。なかでも1対1の勝負において闘牛の人気は別格。昭和9年には観戦料を徴収する興行が始まり、現在でも年間30回ほどの大会が開催されています。「闘牛の魅力は何といっても1トン近い牛の闘う本能むきだしの真剣勝負。それぞれの牛の得意技や性格などがわかってくるとさらに面白くなります。最近は女性や外国人の観客も増えてきましたが、もっと多くの人に見て欲しいですね。」と話すのは闘牛実況アナウンサーの伊波大志さん。来年は「全国闘牛サミット」の開催が沖縄で予定されていることから、ファンの間では早くも大きな話題に。さらなる闘牛の魅力をアピールする絶好の機会になりそうです。伊波大志さん県下唯一の闘牛実況アナウンサーであり、テレビ・ラジオのパーソナリティ、ナレーションなどで活躍中の伊波大志さん。最近では闘牛戦士ワイドープロジェクトを立ち上げ、幅広い世代にアピール。闘牛のさらなる普及発展に貢献している。数ある大会の中でも各地のチャンピオン級の牛が集結し、堂々たる闘いを見せるのが春・夏・秋に開催される全島闘牛大会。会場となるうるま市石川の多目的ドームでは4,000~5,000人の闘牛ファンが見守る中、手に汗握る激闘が繰り広げられる。闘牛闘牛の技押しカケ腹取りワリ、ツキ持たせ込み草紙沖縄の勝負ごと知ろう!語ろう!おきなわの底力美ら島沖縄2014.111011月16日は沖縄県知事選挙(県議補選)の投票日です。


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