美ら島沖縄 vol.496

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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1県の動きお問い合わせ県立総合精神保健福祉センター電話:098ー888-1443FAX:098ー888-1710ひきこもりとは、病名や診断名ではなく、「不登校」などと同じように状態を表す言葉です。就学や就労、友人との交流など、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヶ月以上続いている人のことを指します。内閣府が行った調査によると、ひきこもり状態にある人(15~39歳の子ども・若者)の数はおよそ54万1千人と推計されています。調査対象外である40代以上の人も含めると、実際のひきこもり者の数はさらに多いことが推測されます。ひきこもりになるきっかけとしては、成績の低下、受験・就職の失敗、職場不適応、失恋、いじめ・パワハラなどが考えられます。しかし、複雑にからみあって原因が全くわからない場合もあります。大切なことは、原因をつきとめることよりも、「今ここから」できることを考えて取り組むことです。●ひきこもり状態にある本人やその家族、関係機関等からの相談窓口です。●関係機関と連携して、社会参加への(就学・就労)支援を行います。●県民への普及啓発(情報発信)ひきこもりは、イコール(=)「甘えている・怠けている」「問題だ」「親の育て方が悪い」「病気」「精神障害」という誤解や偏見があります。まずは正しい知識を持って、支え合っていける地域づくりを目指しましょう。ひきこもりは、必ずしも悪いことばかりではなく、病気でもありません。しかし、長期化すると、どうしても本人や家族の努力だけでは解決するのが難しい場合もあります。そのようなときには、第三者の支援を求めることが大切です。最初から本人を相談機関などに連れて行くことは難しいので、まずは家族が相談することをはじめてみましょう。そうした家族の行動が、本人の気持ちに変化をもたらすきっかけになる場合もあります。「沖縄県ひきこもり専門支援センター」の開所~小さな一歩を踏み出そう~1そもそも「ひきこもり」とは?2ひきこもり専門支援センターとは?3専門の相談機関を利用しましょう電話相談098-888-1455(月~金曜日)10:00~12:00、13:00~16:00(土日、年末年始、慰霊の日、祝日休み)来所相談(※予約制)上記の電話から予約を取ってください。住所南風原町字宮平212-3(県立総合精神保健福祉センター内)相談支援イメージひきこもり専門支援センター関係機関本人・家族できることを積み重ねて集団活動(社会参加)経済的自立(就労支援)電話・来所等協力、連携1月20日(金)・1月21日(土)8美ら島沖縄2017.1


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