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更新日:2017年1月17日
平成28年度の公益財団法人JKAの補助事業を活用して、「NC旋盤」を更新しました。
NC旋盤は、数値制御による円筒形状を切削加工する工作機械で、主に金属部品や樹脂部品の加工に用いられる機械です。
今回更新した機器は12本の工具を装着することが可能であり、材料を1度セットすることで、外形加工や穴開け加工、タップ加工(ネジ切り)を行うことができ、らせん形状の溝などの加工を行うことができます。また、通常の主軸に加え第2主軸を装備していることから、材料を自動で掴み替え機械部品の両側形状を加工することが可能であり、長尺部品を加工する場合も軸のずれを抑えることができます。
ご利用を希望される方は、技術支援班までお問い合わせ下さい。
●主な仕様
機種名:ヤマザキマザック(株)製 QUICK TURN 250MSY
最大加工径: Φ380 mm
両主軸チャック爪間の距離: 539.5 mm
X軸移動量: 234 mm
Z軸移動量: 625 mm
Y軸移動量: 100 mm
主軸最大回転速度: 4000 rpm
第2主軸回転速度: 6000 rpm
(公益財団法人JKAのホームページへ)(外部サイトへリンク)
1.自転車等機械工業振興事業の概要
(1)事業の目的
本県では、県民が望む将来像を「沖縄21世紀ビジョン」とし、実現に向けた基本計画を作成しました。その中で「ものづくり産業の振興と地域ブランドの形成」と「持続可能な循環型社会の構築」を挙げています。その実現を目指し、素形材賃貸工場などを整備し企業誘致に取り組んでいます。また、産学官一体となった人材育成により、県外企業の誘致・技術導入を図り、製造業の活性化を促す活動を続けています。近年その成果が見え始め、金型関連産業を中心に企業が進出してきていますが、県内ではサポーティング産業の集積が少なく、進出企業に対して十分な支援を行えていない現状があります。そこで、機械製造業関連の設備を整備拡充することで、県内企業への技術支援および技術力向上を図り、ものづくり産業のさらなる振興に寄与することを目的としました。
(2)実施内容
NC旋盤一式の導入
今回導入したNC旋盤は、通常の主軸に加え第2主軸装備していることから、材料を自動で掴み替えて、部品の両側形状を加工することが可能です。今まで対応できなかった高精度、高能率な加工が行えるようになりました。
2.予想される事業効果
高精度、高能率な加工が行えるようになったため、県内の中小企業の利用に対しても製品の品質向上、コストダウンに寄与できると考えられます。また、県内のサポーティング産業の技術力が向上することで、さらなる県外企業の誘致や新規産業の構築が期待できます。
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