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更新日:2013年12月26日

平成22年度整備機器

平成22年度の財団法人JKAの補助事業(外部サイトへリンク)として、「バンドソー金属検査試料作製装置」を導入しました。


(1)バンドソー 

 バンドソーとは、金属のムク材やパイプ材などから部材を切り出す装置で、金型や機械部品、鉄鋼材料の切り出しに用いられます。また、本機器は刃が水平に降下することから、任意の切り込み深さまで加工することも可能です。この機器を導入することにより、県内の中小機械加工関連の事業者は主に以下の用途で利用できます。
①加工用材料の切り出し
②引っ張り試験などの材料試験片の切り出し

設置場所:機械金属実験棟

主な仕様
メーカー:大東精機株式会社
型式:S4560(図1)
最大ワークサイズ
 角材:幅620×高さ450mm
 丸材:φ450mm
モータ出力:3.7kw
 
 

図1バンドソー
図1 バンドソー

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(2)金属検査試料作製装置 

 金属検査試料作製装置は、金属の性状を光学顕微鏡や、電子顕微鏡で観察するための試料を作製する装置で、製品からサンプルを精密に切断し、樹脂に埋め込み、研磨するものです。製鉄や鋳造、熱処理、溶接など各業界の品質管理や、破断面を観察する際の試料作製に用いられるなど金属の品質管理に必要な装置です。本機器は主に以下の用途で利用することができます。
①金属の組織観察の試料作製
②溶接材や熱処理材の断面観察試料の作製
③金属疲労や破壊、破断等トラブル発生時の断面組織観察

設置場所:研究棟

装置構成
●精密切断装置(図2)
メーカー:サカモト工機 
型式:LBC-2500
主な仕様
砥石寸法:φ255mm、バイス開き:65mm
モータ出力:2.2kw 

●試料埋込装置(図3)
メーカー:ビューラー
型式:シンプリメット3000
埋込寸法:30mm,38.1mm 

 

図2精密切断装置図3試料埋込装置
   図2 精密切断装置         図3 試料埋込装置

●研磨装置(図4)
メーカー:ビューラー
自動研磨:エコメット250/オートメット250
手動研磨:メタザーブ250、2連式
電解研磨:エレクトロメット4
 

 

図4研磨装置
図4 研磨装置

 

この補助事業JKA

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1.自転車等機械工業振興事業の概要
(1)事業の目的
 本県は、「第3次沖縄県産業振興計画」の下、機械工業などのものづくり基盤の強化と新製品の開発に取り組んでおり、同時に特別自由貿易地域にて賃貸工場の整備などの助成制度を行い、機械工業の企業誘致を進めているところである。しかしながら機械工業に関しては他県と比べて技術集積が低く、更なる産業技術の高度化に取り組む必要がある。こうした中にあって、製品・部品の標準化、高付加価値化を進めるために試験研究機器の整備は不可欠である。そこで、当センターでは中小企業の製品開発ならびに技術開発の技術的支援を目的に機械工業分野の設備機器を整備する計画である。
 県外機械企業の誘致に際してネックとなっているのが、金属加工技術の未成熟であり、早急に取り組む必要がある。当該事業にて、バンドソー、金属検査試料作製装置を当センターに整備し、開放機器として県内機械関連企業に利用を促進することで、金属加工技術と技術者の育成を図り、県内機械工業の振興を図る。

(2)実施内容
①バンドソー一式の導入
バンドソーは、金属のムク材やパイプ材などから部材を切り出す装置である。この機器を導入することにより機械金属製造業の金型や機械部品、鉄鋼材料の切り出しに使用され、地域の中小機械工業の製品開発能力向上に役立つ。

②金属検査試料作製装置一式の導入
金属検査試料作製装置は、金属の性状を光学顕微鏡や、電子顕微鏡で観察するための試料を作製する装置で、製品からサンプルを精密に切断し、樹脂に埋め込み、研磨するものである。この機器を導入することにより機械金属製造業や機械部品の品質管理に使用され、地域の中小機械工業の製品の品質向上に役立つ。

2.予想される事業効果
①バンドソー一式
 機械部品の切断はもとより、大型のムク材を任意の切り込み深さまで切断することが可能となったため、機械金属分野の金型産業での利用価値が特に高くなり、工数の削減等コストダウンに役立つことが予想される。

②金属検査試料作製装置一式
 自動研磨機能により従来熟練を要した作業が、比較的容易となり作業者間の仕上げの差が少なくなる。また技術者の育成の時間も短くなり、品質管理や、トラブル発生時の原因究明の時間短縮にも繋がることが予想される。

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お問い合わせ

商工労働部工業技術センター(代表)

〒904-2234 沖縄県うるま市州崎12-2

電話番号:098-929-0111

FAX番号:098-929-0115

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